院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

キャンディーズはなぜ受けたのか?

2014-05-19 05:01:03 | 音楽
キャンディーズ 春一番(アルバムヴァージョン)


 現在は美少女アイドルグループの戦国時代らしいと前々回述べた。そこで、今もしキャンディーズがデビューしたとするなら、AKB48やももクロなどに勝てるだろうか?キャンディーズは後楽園球場を初めて満員にしたアイドルグループではなかったか?

 公平に見て、キャンディーズは現在のアイドルグループに比べて、歌唱力においても美人度においても、まさっているわけではなかった。

 ではなぜ往年のキャンディーズがあれほど受けたかというと、歌がすべてディスコ音楽だったからである。ときまさにディスコブームだった。そこにうまく乗ったわけである。その後、ディスコはどんどん勢いを増し、その象徴である六本木の「マハラジャ」はついに伝説となった。

 だが、キャンディーズの曲はディスコ音楽として楽曲自体がよかった。だから、今でも曲が生き残っている。

 ついでに言うと、キャンディーズの楽曲は延々と踊るための曲だから、サビがない。サビがないことと、(ももクロの歌のように)サビが次々と繰り出されることとは、実は同じことではあるまいか?全部サビだとサビがないのと一緒である。ももクロの楽曲では(盛り上げどころとしての)サビがはっきりしないことは、聴いてみれば分かる

 もっとも、ももクロの楽曲は印象が薄く、キャンディーズの楽曲のように未来まで残りそうなものが今のところないけれども・・。