院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

クラス替えの思い出

2014-05-31 05:05:28 | 教育

国谷裕子さん。ウィキペディアより引用。)

 5月28日のNHKクローズアップ現代によれば、サラリーマンが転勤を厭うようになっているという。共働きが多くなってからだというが、当然である。会社もそれに対応して、転勤のないポストを考え始めた。

 私は自分が転勤や単身赴任を経験して、海外の先進国でも転勤や単身赴任があるのか知りたかったが、クローズアップ現代では言及がなかった。引っ越し自体も、新しい対人関係を構築するのも結構つらかった。

 小学校では毎年クラス替えがあって、担任が替わった。大好きな担任やクラスメートと離ればなれになるのが寂しかった。

 でも、今思えばよい経験だった。別れや出会いを毎年経験するのは、その後の私の人生にとって有益だった。それだけ広くクラスメートを作ることができたし、小さな別れを経験しておくのも悪くなかったと思う。

 ところが最近の少子化で、1学年が1クラスしかない小学校が増えたのだそうだ。そのため、クラス替えができない。少子化は経済問題として語られがちだが、それは大人の勝手な論理で、本当の変化はもっと微細なところにある。その変化の善悪はまだ分からないが・・。