(ミツカン水の文化センターHPより引用。)
文明文化は生態系や自然を破壊すると言いましたが、それは言い過ぎでしょうか?
川は上の写真のように次第に蛇行してきて、ついに洪水となります。川はまっすぐになって、近くに三日月湖を残します。これが太古からの自然の営みです。洪水になると、洪水が引いた土地は栄養分が豊富になり、植物が繁茂します。その植物を餌とする動物や昆虫が栄えます。
ところが、人間は川に堤防を造ります。そうすると、川の蛇行や洪水が起きなくなり自然環境が大幅に変わってしまいます。治水はじつは環境破壊なのです。
人間は寄生虫や病原菌を撲滅してきました。それを文明の勝利と見てきたのですが、本当は生態系の破壊です。人間が文化的であるということは、自然の摂理へ反逆に他なりません。いつの日にか、人間はみずからが創造した文化によって絶滅するかもしれません。
そこで夫婦制度ですが、それが自然の習性に従っていない人工的なものならば長続きしないでしょう。一夫一婦制が正しいのか、それとも別の男女関係のほうが本能に従っているのかは分かりません。しかし、少なくともイクメンという思想は(おっぱいの有無などの)身体構造の差異さえも無視した、自然のルールに逆らった考え方であるように思えてなりません。