(集英社刊。)
「正義の分類」というのを私は本書で初めて知りました。大きく分けて4種類あるそうです。各政党は4種類のどれかを主張しているので、いずれも正しいが政党同士相容れないそうです。
「正義の分類」が著者のオリジナルだったら、けっこうすごい人だと思います。『週刊プレイボーイ』に連載していた記事を一冊にまとめたそうですが、『週刊プレイボーイ』のヌードグラビアとはミスマッチな硬派な内容です。
題名から衆愚批判だと思って読んだのですが、なんのなんの自分を含めた衆愚はどのようなメカニズムで生まれるかを考察した、深ーい書物でした。いまのところ、本書の主張に対する反論が思い浮かびません。政治評論家のような語り口ではなく、もっと上から政治評論そのものを俎上に乗せている感じで、私好みです。
(この本が出来たてほやほやなのは、集団的自衛権や嫌韓や反中を取り扱っていることからも分かります。でも、そこいらのマスコミとはぜんぜん視点が違います。)
「正義の分類」というのを私は本書で初めて知りました。大きく分けて4種類あるそうです。各政党は4種類のどれかを主張しているので、いずれも正しいが政党同士相容れないそうです。
「正義の分類」が著者のオリジナルだったら、けっこうすごい人だと思います。『週刊プレイボーイ』に連載していた記事を一冊にまとめたそうですが、『週刊プレイボーイ』のヌードグラビアとはミスマッチな硬派な内容です。
題名から衆愚批判だと思って読んだのですが、なんのなんの自分を含めた衆愚はどのようなメカニズムで生まれるかを考察した、深ーい書物でした。いまのところ、本書の主張に対する反論が思い浮かびません。政治評論家のような語り口ではなく、もっと上から政治評論そのものを俎上に乗せている感じで、私好みです。
(この本が出来たてほやほやなのは、集団的自衛権や嫌韓や反中を取り扱っていることからも分かります。でも、そこいらのマスコミとはぜんぜん視点が違います。)