商業捕鯨が禁止されてから20年がたつ。そのため、鯨の味をまったく知らない新成人が出てきてしまった。
反捕鯨国の感情論は困ったものだ。地道に科学的に反論を続けるしかないだろう。
ただ、われわれにも落ち度がある。それは鯨をひとくくりにして、種別に味わってこなかったことだ。
猪と豚は同種であるにもかかわらず、味が全然違う。異種であるマッコウックジラとミンククジラは当然、味が違うだろう。
われわれ鯨世代は、これらの味の見分け方を教わってこなかった。魚屋には「クジラ入荷しました」としか書かれていなかった。鯨のベーコンでも、何クジラのものか表示がなかった。なんでもかんでも、クジラとして一括してきた。
反捕鯨国に対して強く出られないわけの一部は、そんなところにもあるかもしれない。
昔はちょっと大きな市場なら鯨肉専門店があった。(博多の市場には今でもある)。そこの元親父なら、鯨の味を見分けることができるだろう。そういう人を捕鯨の会議に引っ張りだして、利き酒ならぬ利き鯨をやらせてみれば、反捕鯨国はあっと言うだろう。
今こそ「通」の出番である。
反捕鯨国の感情論は困ったものだ。地道に科学的に反論を続けるしかないだろう。
ただ、われわれにも落ち度がある。それは鯨をひとくくりにして、種別に味わってこなかったことだ。
猪と豚は同種であるにもかかわらず、味が全然違う。異種であるマッコウックジラとミンククジラは当然、味が違うだろう。
われわれ鯨世代は、これらの味の見分け方を教わってこなかった。魚屋には「クジラ入荷しました」としか書かれていなかった。鯨のベーコンでも、何クジラのものか表示がなかった。なんでもかんでも、クジラとして一括してきた。
反捕鯨国に対して強く出られないわけの一部は、そんなところにもあるかもしれない。
昔はちょっと大きな市場なら鯨肉専門店があった。(博多の市場には今でもある)。そこの元親父なら、鯨の味を見分けることができるだろう。そういう人を捕鯨の会議に引っ張りだして、利き酒ならぬ利き鯨をやらせてみれば、反捕鯨国はあっと言うだろう。
今こそ「通」の出番である。