私も妻も能楽に興味がある。
妻は謡と鼓をもう5年以上やっている。私にはミュージカルとしての能は、いまひとつ退屈だが、囃し方の演奏はすごいと思う。こんなにすばらしい伝統音楽が、世間ではあまり顧みられないのが残念だ。
私も能管(笛)を習い始めた。いつまで続くか分からないが、小さいときから木管楽器をやっていたので、音を出すのに苦労するということはない。
私の能管の先生は40代前半で独身である。1回のレッスン料が30分弱で2500円。床屋さんより安い。生徒もそう大勢はいない。どうやって食べているのだろうか?
素人が自己満足で舞や謡の発表会を開くことがある。そのときは、プロの能楽師を大勢バックに呼ぶのであるが、100万200万単位の金を支払う。お客さんはパラパラ。でも、能楽師はこれで少しは潤うだろう。
能の公演というのは定期的に行われているけれども、なにせ愛好者が少ない。能楽堂は収容人員が少ないから、満員になったとしても公演収入は知れている。
大正15年生まれの、大先輩の女医さんがいて、その人も長いこと鼓をやっている。金持ちで自宅に能舞台がある。彼女に能楽師の経済のことをきいてみた。
そしたら答えは「みなパトロンがいるのよ。私だってある能楽師をかかえているわよ。公演なんかの収入は知れてるわよ」とのことだった。
私が将来、金持ちになったら、能管の先生のパトロンになれるだろうか?
妻は謡と鼓をもう5年以上やっている。私にはミュージカルとしての能は、いまひとつ退屈だが、囃し方の演奏はすごいと思う。こんなにすばらしい伝統音楽が、世間ではあまり顧みられないのが残念だ。
私も能管(笛)を習い始めた。いつまで続くか分からないが、小さいときから木管楽器をやっていたので、音を出すのに苦労するということはない。
私の能管の先生は40代前半で独身である。1回のレッスン料が30分弱で2500円。床屋さんより安い。生徒もそう大勢はいない。どうやって食べているのだろうか?
素人が自己満足で舞や謡の発表会を開くことがある。そのときは、プロの能楽師を大勢バックに呼ぶのであるが、100万200万単位の金を支払う。お客さんはパラパラ。でも、能楽師はこれで少しは潤うだろう。
能の公演というのは定期的に行われているけれども、なにせ愛好者が少ない。能楽堂は収容人員が少ないから、満員になったとしても公演収入は知れている。
大正15年生まれの、大先輩の女医さんがいて、その人も長いこと鼓をやっている。金持ちで自宅に能舞台がある。彼女に能楽師の経済のことをきいてみた。
そしたら答えは「みなパトロンがいるのよ。私だってある能楽師をかかえているわよ。公演なんかの収入は知れてるわよ」とのことだった。
私が将来、金持ちになったら、能管の先生のパトロンになれるだろうか?