トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

続・周波数カウンター調査

2011-06-03 08:29:48 | 修理

 先日紹介した古い周波数カウンターだが、表示がデタラメになるということで原因調査を開始した。
電源投入直後は正常に表示しているが、しばらくするとおかしくなる。
電解コンデンサは全てOSコンに交換したのだが、変わらない。
オシロで各部の波形を見てみることに。
信号増幅・波形整形部
信号が印加されると異常発振を起こしている。CAN(金属製)タイプのトランジスタが5個ほど使われているが、この1個のケースに指を触れると発振が止まるので、急冷スプレー(エアーダスターを逆さにすると急冷ガスになる)を掛けて見ると、近くのパスコン(0.01uF)または発振止め?(50PF)のところで止まる。トランジスタは冷やしても変化無し。
カウンターロジック部
入力信号が正常でも、表示がデタラメになるので、各ロジックICに急冷スプレーを掛けてみる。
すると入力部のIC(SN74S112A)のところで、周波数が正常に表示される。
SN74S112A:DUAL J-K NEGATIVE-EDGE-TRIGGERED FLIP-FLOPS WITH PRESET AND CLRAR
若松通商に在庫が有った(105円/個)ので注文を入れた。
以上、交換して確認したいと思う。
これで治ればしめたものである。

コメント
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