Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

沖縄にバリ

2015年10月08日 | 那覇、沖縄
 沖縄の中でバリ芸能が上演されること。私には全く違和感がなくなりました。過去完了形で書くのは、沖縄で生活し、そこでガムランをやっていた頃は、芸能の盛んな沖縄の中でインドネシアの芸能を上演していたこともあり、時には「引け目」を感じていたことも事実です。
 ところが今、沖縄を離れて、沖縄の中にバリを見ても私は何か安心感のようなものを感じるのです。違和感なんてまったくなりました。もちろん初めてこの芸能を見れば「沖縄の芸能とは違う」という違和感は当誰でも持つでしょう。「芸態」という点で比較すれば、当然、別物なのです。しかし、その芸能を巡る環境や観客のまなざしは、大きく変わらないような気がします。
 今日、午後6時から首里城公園でバリの芸術大学の学生と沖縄県立芸術大学の学生が、ともに演奏し、踊るそうです。そういう時代になったことを本当にうれしく思います。こうして少しずつ沖縄の風景にバリの芸能が溶け込んでいくことを嬉しく思うのです。