ワイキキに一人で出かけた。そして「ワイキキに行ったんだ」という証拠のように撮影したのがこの1枚である。もう説明なんかいらないな、と思うわけだが、前世紀に観光化が始まったハワイでは、観光化=海=海水浴という方程式が生まれ、この写真が定番になった。
写真を撮影するだけで満足してしまうというのは観光という文脈の中でよくある話だが、まさに今回はその方程式通りにおさまった。大満足である。なんだか観光ガイドの写真の場所にいって満足する、というパターンである。私はこの写真を持って、「ワイキキに行った」という証拠も残せたのだし。
ただ、どちらかといえば、私の印象の中には、大学のあるマノアの住宅街の中をさまよって、大きな犬に吠えられたり、細い小道を歩いてみたことのないような花に出会ったりした方が記憶に残っている。写真に撮影してしまったものは、記憶には残らないものなのか。
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