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ナギの雄花と雌花
熊野信仰との結びつきの深い木で、葉をお守りにする
海が凪(ナギ)るように祈った
また、葉は縦に細い並行脈があり、横にはなかなか千切れないので、お金や人との縁が切れないようお守りにした
葉の形がミズアオイ科のコナギ(古名はナギ)に似ているので付いた名前
マキ科の常緑高木、高さ20m程になる
樹皮は赤褐色で、ヒメシャラやリョウブのように所々大きく剥がれる
葉は対生、節ごとに90度ずつ葉が捩じれるので2列状に見える
花は雌雄別株で、5~6月に咲く
雄花も雌花も前年の葉腋に付く
雄花は円柱形で、数個づつ束生する
雌花は鱗片が数個有り、胚珠が普通1個付き変わった形をしている
胚珠の下方には花粉を取り込む珠孔が見られる
花の後肥大した雌花の鱗片に包まれ、1.5cm程の核果状になる
始めは緑色で白い粉をかぶり、10月過ぎに熟すと褐色になる
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