トリからキノコ 自然見て歩き

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ミノムシとガマの穂

2015-09-29 | 虫類


ミノムシがミノから体を乗り出してガマの穂(ガマの雌花)をカジカジしていた
穂の表面を天辺から3㎝程も食べ進んでいる
ミノの大きさが5cm近くあって大きいのでオオミノガと思う
オオミノガは日本のミノムシでは最大で4~5cmの大きさがある

ガの幼虫であるイモムシは鳥が大好き そこでミノムシは枯葉などで巣を作り枝にぶら下がりその中に籠って暮らしている この巣が蓑に似ているのでミノムシという

ミノムシは何種類かあるが一般的には大きくてよく目立つオオミノガやチャノミガの幼虫である
ガの幼虫なので時々顔を出して周りの葉を食べて暮らしている
オオミノガの場合の食草はソメイヨシノ ウメ オニグルミ イチジクなど多食性だが ガマの穂を食べるとは新発見
ガマの穂は水の中に生えているのでここまでどうやって来たか不思議

ミノムシのオスは時期が来ると成虫の蛾となって飛び出す
一方メスのミノムシはミノの外には出てこないで一生をミノの中で過ごす
翅もなくウジ虫型でミノから顔を出してフェロモンでオスを呼び寄せる
蓑の中で卵を産み静かに生涯を閉じる

卵から孵った幼虫は蓑から出て風に乗って飛ばされてゆく
そして新たな場所で新しい蓑を作って蓑の中で過ごす
飛んできた幼虫がたまたまガマにたどり着いてしまったのかも・・


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