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早春に明るい黄色の花が枝一杯広がり、冬を吹き飛ばしたようだ
サンシュユは中国名の山茱萸を音読みにしたもの
別名春黄金花は牧野富太郎が付けた名前
ミズキ科の中国 朝鮮半島原産の落葉小高木 3m程になる
日本には江戸時代(1722年)に薬用植物として渡来した、と小石川御薬園の記録にある
樹皮は灰黒褐色で不規則に薄く剥がれる
若い枝は細くて4個の稜があり、短い伏せ毛があり紫褐色を帯びる
葉は対生し、枝先に集まって付く 葉身4~12cmで広卵形~卵状広楕円形
咲は鈍く尖り、縁は全縁
花は3~4月 葉の展開前に咲く
短枝の先に2cmほどの散形花序をだし、淡黄色の小さな花を多数つける
花弁は4個、長さ3mmで先は尖り反りかえる 雄しべ4個、花柱1個
果実は核果で、1~2cmの長楕円形で9~11月に赤く熟す
果実は渋み、酸味があり生食はしない
中の核は1cmほどで中央に縦の稜がある
果実でサンシュユ酒を作って飲むと疲労回復や強壮に良い
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