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トウネズミモチ

2023-12-13 | 樹木 草花

トウネズミモチの実がたわわに実った

脇に、クモの糸のようなものに絡げ取られた実が有った

誰かが実を確保するためにしたことだと思うが、これって何なのだろう

 

モクセイ科の常緑小高木、よく分枝して高さ10~15mほどになる

中国原産で、日本には明治時代に渡来し、今では暖地に広く植栽されている

 

葉は対生し、葉身は6~12cmの卵状楕円形で基部近くが最も幅広い

縁は全縁で、先は次第に細くなって長く尖る

陽にかざすと脈が透けて見える

 

花は6~7月に咲く

新枝の先に10~20cmの大型の円錐花序を出し、白い小さな花を多数つける

果実は1cm程の楕円形で10~12月に黒紫色に熟す

種子は黒色で、表面に大きなしわがある

 

塩害や大気汚染に強く、丈夫で成長も早いので、公園などに緑化樹としてよく植えられる

漢方では、果実を乾燥したものを女貞と呼び、強壮剤として使う

葉は腫れ物などの民間薬として利用される


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