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野原の上空でチョウゲンボウがボバリング(停空飛翔)して獲物を狙っていた
ホバリングとヒラヒラした羽ばたきは他のハヤブサ類との区別点
ネズミなどをホバリングして探し地上に降りて捕える
チョウゲンボウ(長元坊):タカ目ハヤブサ科 大きさ35cm 留鳥または漂鳥 最近は都心周辺でも見かける
長元坊と変わった名前だが語源は不明
北関東の方言ででトンボのことを言う「ゲンザンボウ」方言をもとに尾が長い様子から「鳥ゲンザンボウ」の略ではないかと言う説がある
ドアップ写真で見ると鷹の仲間の鋭い感じはなく可愛い顔をしている
その昔は鷹狩には使えない鷹の仲間として「くそとび」「まぐそたか」などと呼ばれていたそうだ
チト可哀相な名前
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真っ黄黄の可愛いテントウムシが飛んできて服に止まった
キイロテントウだ
多くのテントウムシは肉食でアブラムシ カイガラムシを食べるが 中にはハムシの幼虫やハダニ コナジラミ キジラミ等を食べるのもいる
可愛い外観に似ずムシャムシャかぶりつく様子は凶暴でチト怖い 共食いなども結構見ることがある
いずれも植物を害する虫を食べるのでテントウムシは益虫だ
中には少数ながら草食性の者 菌食性のものもいる
草食性は8種類 ニジュウヤホシテントウはナス科の植物ジャガイモなど トホシテントウはカラスウリルイなどを食べるので害虫として嫌われている
菌食性のテントウムシは5種類が知られている
今日の主役キイロテントウもその一つで 植物に寄生するウドンコ病菌を食べるありがたい益虫である
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いずれアヤメかカキツバタ
カキツバタが綺麗な姿を見せている
アヤメ ノハナショウブ カキツバタはいずれもアヤメ科の花でとても似ている
アヤメは外花被片(花びら)の基部が文目(あやめ)模様
ノハナショウブは外花被片の基部が黄色
カキツバタは外花被片の基部が白時に黄色で葉の幅が一番広く(2~3cm)中脈が隆起しない
園芸種のハナショウブはノハナショウブを改良したもの
ハナショウブを略してショウブと言ったりするが ショウブ(菖蒲)はサトイモ科の植物で5月の端午の節句に立てる菖蒲湯はこの葉を使う
カキツバタ(アヤメやノハナショウブも一緒だが)の受粉の様子が面白い
花びらの白い紋が目印でハナバチなどが降りて来ると 白い紋とかぶさる様にある細長い雌しべ・・裏側に雌しべの柱頭と奥に雄しべがある・・に背中の花粉をこすられて受粉させる さらに蜜を求めて奥へ行き帰りに新しい花粉をつけて出てゆく 帰りは柱頭の裏側をこするので花粉の授受はない
何とも見事な仕掛けではないか