ロンドン市内のアビイ・ロード(abbey road)にあるレコーディングスタジオ。スタジオ
前の横断歩道をビートルズのジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリス
ン、リンゴ・スターが縦列になって渡る映像がジャケットデザイン(アルバム「アビイ・ロ
ード」1969年)となったアビイ・ロード・スタジオ。
1931年にスタジオに改築されて、ワイドスペースのフロアーではクラシックはじめ多
様なジャンルの音楽のレコーディングの歴史を持ち、ビートルズが1960年初期からレ
コーディングに使用し、そのほとんどのアルバムをはじめ楽曲のレコーディングを行って
きた。
1974年4月には、財津和夫さんはじめチューリップ(tulip)のメンバーが、アルバ
ム「ぼくがつくった愛のうた」のレコーディングをアビイ・ロード・スタジオで行い、財津
和夫、安部俊幸、姫野達也さんが渡英した1976年1月には、同スタジオでレコーディン
グ中のポール・マッカートニーと会い、ビートルズの「lady madonna」のセッション(session)
も行っている、馴染みのアビイ・ロード・スタジオ。
このアビイ・ロード・スタジオが、所有する英国EMIグループの経営難のため売却され
ることになった。
ビートルズ・ブランド(beatles brand)と、今でも観光名所となっているスタジオ前の
横断歩道の話題性で、数十億円の価値がつくと見られている。
音楽業界も、ライヴ・コンテンツ以外は不況の波に洗われて、音楽配信もウェブサイト
(web site)からのダウンロードに基軸が移っており、老朽化、ワイドスペースのスタジオ
経営も難しい現状。
本来、多様で多角的なミュージック・シーン(music scene)のフレーム・ワーク(frame
work)も選択肢が限られてきたのは、寂しい気もする。
音楽のライヴ・コンテンツが堅調なのは、人間関係の希薄さ、孤立化を、同じ時空の音楽
空間の中で需要と供給、「一体感(synchronization)」を実感として受け止められる存在
感(identity)にある。
ただし、音楽制作は、五線譜の「限界」からテクニックの自己満足に走り、コンポーザー
(composer)とオーディエンス(audience)の「一体感(synchronization)」の「希薄さ(rare)」
のスパイラル(spiral)から抜けだせない。古典(classicalism)に頼るばかりだ。
アビイ・ロード・スタジオの売却が、音楽シーン(music scene)のジレンマ(dilemma)
を表現している。
アビイ・ロード・スタジオの歴史は変わっても、財津和夫さんは、62回目の誕生日をク
ラシック専用の音響効果で建てられたホールでのコンサートで飾る。
前の横断歩道をビートルズのジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリス
ン、リンゴ・スターが縦列になって渡る映像がジャケットデザイン(アルバム「アビイ・ロ
ード」1969年)となったアビイ・ロード・スタジオ。
1931年にスタジオに改築されて、ワイドスペースのフロアーではクラシックはじめ多
様なジャンルの音楽のレコーディングの歴史を持ち、ビートルズが1960年初期からレ
コーディングに使用し、そのほとんどのアルバムをはじめ楽曲のレコーディングを行って
きた。
1974年4月には、財津和夫さんはじめチューリップ(tulip)のメンバーが、アルバ
ム「ぼくがつくった愛のうた」のレコーディングをアビイ・ロード・スタジオで行い、財津
和夫、安部俊幸、姫野達也さんが渡英した1976年1月には、同スタジオでレコーディン
グ中のポール・マッカートニーと会い、ビートルズの「lady madonna」のセッション(session)
も行っている、馴染みのアビイ・ロード・スタジオ。
このアビイ・ロード・スタジオが、所有する英国EMIグループの経営難のため売却され
ることになった。
ビートルズ・ブランド(beatles brand)と、今でも観光名所となっているスタジオ前の
横断歩道の話題性で、数十億円の価値がつくと見られている。
音楽業界も、ライヴ・コンテンツ以外は不況の波に洗われて、音楽配信もウェブサイト
(web site)からのダウンロードに基軸が移っており、老朽化、ワイドスペースのスタジオ
経営も難しい現状。
本来、多様で多角的なミュージック・シーン(music scene)のフレーム・ワーク(frame
work)も選択肢が限られてきたのは、寂しい気もする。
音楽のライヴ・コンテンツが堅調なのは、人間関係の希薄さ、孤立化を、同じ時空の音楽
空間の中で需要と供給、「一体感(synchronization)」を実感として受け止められる存在
感(identity)にある。
ただし、音楽制作は、五線譜の「限界」からテクニックの自己満足に走り、コンポーザー
(composer)とオーディエンス(audience)の「一体感(synchronization)」の「希薄さ(rare)」
のスパイラル(spiral)から抜けだせない。古典(classicalism)に頼るばかりだ。
アビイ・ロード・スタジオの売却が、音楽シーン(music scene)のジレンマ(dilemma)
を表現している。
アビイ・ロード・スタジオの歴史は変わっても、財津和夫さんは、62回目の誕生日をク
ラシック専用の音響効果で建てられたホールでのコンサートで飾る。