いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

目からウロコ。  satisfaction of daydream

2010-02-23 20:17:21 | 日記
 よっぽど専門的な分野に関心のある人でないと知る由もなく、まして、すでに効果として
確立していてもいい先駆的な研究ともいえるので、私たちにとってはまさに「目からウロコ」
の話。

 (1)薬(drug)というのは、どんな効用のものであっても、投与しても肝心の痛んだ体内
部位にたどり着かないと効果はなく、パラドックス(paradox)に患部にたどり着かないば
かりか、その移動中に健全なほかの部位に働いて、副作用を起こすことになりかねない。
 
 通常、投与した薬は体内の全身に散らばる。たとえ患部にたどり着いても、たとえば山
の頂上から送電される電力が、麓の町に着くころには減少している「ロス(loss)」のように、
成分効果が薄れていては効果も少ない訳だ。
 日頃、薬を投与している多くの人にとっては、そんなこと、フレームワーク(frame work)
は考えたこともないのではないか。

 そこで、薬を患部に直接、誘導、運搬するピンポイント(pinpoint)の「乗り物(convey)」
の研究開発「ドラッグ・デリバリー・システム(drug delivery system)」が進化している。
 薬を、血液中では壊れにくく患部に届くと包みこんだ内部の薬成分を放出する極小(数10
ナノメートル(ナノ単位は10億分の1))「カプセル(kapsel)」の研究がひとつの方程式。
 戦略的にこの「行程」を「設計」し、「技術」として製品化する研究。

 ようやく人への臨床応用が始まったばかりだが、画期的で実用性の高い研究の成果が
待たれる。
 同様の、ナノサイズの微粒子に遺伝子を結合して体内に運ぶ研究も進行中で、「ナノチュ
ーブ」の実用化に向けた、副作用のない安全性の高い、しかも作用効果の高い、生命工学、
化学分野での研究開発だ。

 (2)目からウロコが落ちないのが政治。政治資金疑惑の民主党幹事長、不起訴を受けて、
国民の知る由もない情報完全管理の検察の捜査結果以上のものはないと、「全国を回って、
『疑問』があれば答えていく」ネガティブな姿勢に終始して、大開き直り。いったい、どう
いう政治感覚の持ち主。

 聞きたいことがあれば、聞いてくれ、ではなくて、国民への立証責任、説明責任は、当事
者(幹事長)にあるのは必然。聞きたいことがないくらいに、当事者に情報公開を求めたい。
 
 その責任を履行しない限り、民主党政治はこれ以上前にも後にも引けない。普天間基地
移設問題の対応も含めて、首相、幹事長の「進退」と引き替えの「ゼロ」からのスタートで
「幕引き」しても、国民の目からウロコは落ちない。

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