いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

九州経済圏の独立。 independence of economy circle

2011-03-10 19:38:32 | 日記
 (1)久しぶりに福岡に行って、九州新幹線全線開通(3月13日)を控えての博多駅が長い工事期間を終えて駅中(なか)高層ビルにリニューアルされていた。
 駅中(なか)高層ビル(博多シティ)には関西の大手デパート、大手量販店が参入して、明るく商業スペースも拡がり、かっての夜行列車発着ゾーンとして郷愁のある博多駅から一変している。

 九州一円が新幹線で結ばれて、博多から鹿児島までが1時間ちょっとで結ばれて九州経済圏シンメトリー(symmetry)化による調和、同一、促進される意義は大きい。
 福岡は九州の玄関口として、東京、大阪、名古屋の都市経済圏へ向かうローカル機能性の特色を持っていたが、これからは九州都市経済圏の「かなめ」として、東京、大阪、名古屋都市経済圏に匹敵する存在として日本内外経済をけん引する役割が期待できる。

 さらに、経済発展の著しいアジア経済国にも近く、アジア経済戦略としての「ハブ(hub)」化機能にも期待が大きい。

 (2)日本は南北に長い領域、領土の国ではあるが、南北がそれぞれに東方(east zone)の中央都市圏ゾーンにいつも対峙して、必ずしも九州福岡、北海道札幌の南北のさらなる「外」へのベクトルが機能していないことに、日本内外経済の限界を強く感じていた。

 九州新幹線全線開通による九州経済圏のシンメトリー化による九州経済圏の独立化構想(independence design of economy circle)とアジア経済圏へのハブ(hub)化構想が機能しての、日本内外経済の拡大効果に期待したいものだ。
 そのための博多駅の駅中(なか)高層ビル化リニューアル(renewal)であり、そのモチーブパワー(motive power)を比較感じるものではある。

 (3)時代は、大阪、名古屋、新潟の地方政治からの「都」、「州」構想による地方自治効率化、機能化グランドデザインが政策課題に浮上しており、九州も新幹線全線開通による政治、経済、社会のシンクロナイズド(synchronized)共有化(連合体)の進化論(evolutionism)も視野に入れていい変化、進化するだろう。

 (4)福岡に限って言えば、集客力の強い博多駅ゾーンに都市機能の中枢は移ることが予想され、天神地区との競合は激しくなる。
 博多、天神のそれぞれのデパート事業を含めた都市機能の競合化は、すでに街々で見かけるメッセージにあらわれていて、福岡に変化をもたらすのは間違いない。

 この変化は、日本内外経済を含めた社会の再構築のモチーブパワーとなるはずだ。次は札幌新千歳地区の都市機能化構想だ。

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