いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ヒッグス粒子。(神の粒子) higgs boson

2011-12-17 19:30:41 | 日記
 (1)「物質(material)をこれ以上分けられない」ところまで細分化(最小単位)した粒を「素粒子」と呼ぶが、われわれ一般人には「概念」でしか理解できない「非現実」が科学の世界でもある。
 さらに、世界に?それも含めた宇宙に?17種類の素粒子があると現代物理学の「標準理論」で「予言」(科学的法則とか理論とは呼ばないのであろうか)された仮説上の中で、唯一見つかっていないのが「ヒッグス粒子(higgs boson)」と呼ばれるものだ。(報道)

 仮説上の「ヒッグス粒子」は「素粒子に質量を与える役割を担った素粒子」と言われており、その「標準理論」の仮説上の都合どおりのものであれば、宇宙で高速で飛び回る物質の最小単位の素粒子を「ヒッグス粒子」の役割が複数結び付けて星、地球創造、誕生の仮説の解明に近づくことになる、宇宙の成り立ち解明の重要な科学理論、論法だ。

 (2)その唯一見つかっていない「ヒッグス粒子」が日本の先端的科学機器技術も参加した欧州合同原子核研究所の実験装置でその「存在」確認の手掛かり(ヒント)を得たと発表した。(報道) 現在は98.9%の存在確率で、これを「確定的」とされる99.9999%にするためにさらに実験を継続してデータを蓄積増幅して、来年中にはその存在発見の可能性があると見られている。

 「神の粒子」と言われている未知の星の創造誕生起源解明の「ヒッグス粒子」の存在発見と言うこともあり、その物理科学、宇宙科学の精度の宇宙規模スケール(scale 99.9999%)の高さには驚かされる。

 (3)宇宙の大半を占める未知のダークマター(暗黒物質 dark matter)のキャッチ、解明、解析も東大宇宙線研究所のスーパーカミオカンデ施設で試みられている。アインシュタインの相対性理論を超える「光」よりも早い「ニュートリノ」の存在も試みたばかりの実験結果により可能性が言われている。

 (4)理論実証のための仮説の立証は必要だが、98.9%の実験で「理論」上の「存在」が証明されたものなら、われわれの概念ではすでに「存在」するも同じだ。
 99.9999%確率による科学的根拠、解明、解析は専門分野ではもちろん必要だが、これまでの98.9%の実験「操作」方法のその延長線上の確率で仕組み、理論が裏付けられれば、理論的成果は十分だ。どこに存在するのかを見つけるのは「技術」の問題だ。

 日本のノーベル賞科学者が福島原発事故を「科学」ではなくて「技術」の問題だと言ったことと同じだ。科学的に理論付けられれば存在することは証明されて、それを実証するのは技術の問題だと言う訳だ。理論が覆されるのは、技術の問題だと言うのだ。
 もちろん、福島原発の「安全性」は、機能停止により科学的に理論付けられていなかった事例だから、技術の問題だと言うのはそれは理論のすり替えだ。

 (5)仮に「ヒッグス粒子」の存在が科学的実証として確認されたとしても、次から次へと宇宙の謎は深まるばかりだ。非現実を埋めて現実にする科学研究分野の挑戦は、巨額の研究費、人材を集めた世界コングロマリット(conglomerate)研究開発として続く。

 

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