(1)東京一極集中が地方疲弊を招いているといわれて久しいが、第2の都市大阪の地盤沈下も大きい。街を訪れてもかっての商業都市としての漠然としたわい雑なけん騒はあっても、中心大阪駅周辺は歩きにくく、息苦しくて街全体が継ぎ足しの不自然さに包まれてまとまりのなさが印象に残る。
大阪からいえばそれが大阪(ド)根性、好き勝手のよさというものなのだろうが、結果が結びつかない放漫さがある。街の息苦しさが大阪の活力の時代もあったのだろうが、近代化の中でエネルギーが有効活用できない不自然さが大阪の現実だ。
(2)第2の都市でありながら暮らしやすさ、個人所得など全国ランクではことごとく下位に低迷して、東京一極集中の引き立て役では情けない。橋下前大阪市長は大阪都構想で行政機構改革を進めて東京に代われる都市改革を目指したが、戦略を間違って失敗に終わった。
第3の都市名古屋はどうかというと、トヨタの経済影響力を背景に中小企業群も多く抱えた経済圏は全国的にもデフレ不況時代でも堅調を示してきたが、それだけのことで文化発信力となるとさっぱりだ。
河村市長は市民税10%恒久減税政策でヒト、モノ、カネ、企業を名古屋に呼び込もうとしたが、こちらも議会対策不毛の中で議会との対立に力をそがれて目的は遠のくばかりだ。
(3)こうして東京一極集中はどうしたってますます加速していく。大阪の将棋棋士坂田三吉は東京の関根名人に挑むために異常な執念を燃やして東京に乗り込む話はドラマでも有名だが、今年20代の福岡出身の大阪の関西奨励会で育った若い佐藤天彦棋士が初めての名人位挑戦でかって7冠全制覇の実力、羽生善治名人を破って新名人に就いた。
囲碁界ではやはり20代の東大阪出身の井山裕太本因坊が今7冠全制覇して、先の本因坊戦で防衛5連覇を達成して永世本因坊資格を取得して全盛を築いている。
将棋、囲碁界では大阪出身の活躍がすばらしく、これを契機にして勝負強い大阪の復権を目指したいところだ。
(4)安倍首相はアベノミクスのエンジンを「ふかし」て大企業業績回復効果を地方、中小企業、国民に波及すると言っているが、大阪、名古屋の復権(renaissance of osaka, nagoya)こそが東京一極集中の弊害をなくし地方創生を進めるダイナミズム(dynamism)だ。
九州は新幹線、高速道路網整備が進んで、さらに行政機構改革を進めて道州制により独自の地方政治、経済圏を確立したいところだ。沖縄を含めて九州道州制圏を築いて、できれば沖縄基地問題解決も含めて対応したいところだ。
今は日本と韓国との関係は良好とはいえないが地理的にも近く、独自の韓国圏関係樹立で経済協力圏を確立したいところだ。
(5)大阪は橋下前市長に代わって松井大阪府知事主導のおおさか維新の会が再度大阪都構想を政策理念に掲げている。今夏の参院選から投票権が18才に引き下げられて、若い有権者の自らに長く直接にかかわる大阪将来設計図として大阪都構想を論議、検証することも大事だ。
選挙日程上、3日に全国初の18才投票選挙となった福岡県うきは市長選では18、19才投票率が38.38%と全体56.10%(報道)を大きく下回った。
国政参院選の方に目が行って埋没したのか分析も必要だが、地方を再生する、創生する意欲として若い層の政治参加は避けては通れないだけに、よく考えてもらいたいところだ。
大阪からいえばそれが大阪(ド)根性、好き勝手のよさというものなのだろうが、結果が結びつかない放漫さがある。街の息苦しさが大阪の活力の時代もあったのだろうが、近代化の中でエネルギーが有効活用できない不自然さが大阪の現実だ。
(2)第2の都市でありながら暮らしやすさ、個人所得など全国ランクではことごとく下位に低迷して、東京一極集中の引き立て役では情けない。橋下前大阪市長は大阪都構想で行政機構改革を進めて東京に代われる都市改革を目指したが、戦略を間違って失敗に終わった。
第3の都市名古屋はどうかというと、トヨタの経済影響力を背景に中小企業群も多く抱えた経済圏は全国的にもデフレ不況時代でも堅調を示してきたが、それだけのことで文化発信力となるとさっぱりだ。
河村市長は市民税10%恒久減税政策でヒト、モノ、カネ、企業を名古屋に呼び込もうとしたが、こちらも議会対策不毛の中で議会との対立に力をそがれて目的は遠のくばかりだ。
(3)こうして東京一極集中はどうしたってますます加速していく。大阪の将棋棋士坂田三吉は東京の関根名人に挑むために異常な執念を燃やして東京に乗り込む話はドラマでも有名だが、今年20代の福岡出身の大阪の関西奨励会で育った若い佐藤天彦棋士が初めての名人位挑戦でかって7冠全制覇の実力、羽生善治名人を破って新名人に就いた。
囲碁界ではやはり20代の東大阪出身の井山裕太本因坊が今7冠全制覇して、先の本因坊戦で防衛5連覇を達成して永世本因坊資格を取得して全盛を築いている。
将棋、囲碁界では大阪出身の活躍がすばらしく、これを契機にして勝負強い大阪の復権を目指したいところだ。
(4)安倍首相はアベノミクスのエンジンを「ふかし」て大企業業績回復効果を地方、中小企業、国民に波及すると言っているが、大阪、名古屋の復権(renaissance of osaka, nagoya)こそが東京一極集中の弊害をなくし地方創生を進めるダイナミズム(dynamism)だ。
九州は新幹線、高速道路網整備が進んで、さらに行政機構改革を進めて道州制により独自の地方政治、経済圏を確立したいところだ。沖縄を含めて九州道州制圏を築いて、できれば沖縄基地問題解決も含めて対応したいところだ。
今は日本と韓国との関係は良好とはいえないが地理的にも近く、独自の韓国圏関係樹立で経済協力圏を確立したいところだ。
(5)大阪は橋下前市長に代わって松井大阪府知事主導のおおさか維新の会が再度大阪都構想を政策理念に掲げている。今夏の参院選から投票権が18才に引き下げられて、若い有権者の自らに長く直接にかかわる大阪将来設計図として大阪都構想を論議、検証することも大事だ。
選挙日程上、3日に全国初の18才投票選挙となった福岡県うきは市長選では18、19才投票率が38.38%と全体56.10%(報道)を大きく下回った。
国政参院選の方に目が行って埋没したのか分析も必要だが、地方を再生する、創生する意欲として若い層の政治参加は避けては通れないだけに、よく考えてもらいたいところだ。