チューリップ45周年記念コンサートがいよいよという感じで昨日の川口市コンサートからスタートした。財津和夫さんがゼロからあたらしい音づくりをして、4人による新生チューリップを聞けると楽しみにしていたが、初日ということもありまだこちらの方が消化不良というところがいろいろと複雑な感想だ。
ステージ全体として黒を基調とした、建物でいうとコンクリートの「素地」が出たままの荒っぽい感覚でイメージとしては「ウェスト・サイド・ストーリー」をほうふつとさせるチューリップサウンドの「素地」の良さを予感させるステージングだ。
ステージ向かって左側から安部さんが居た場所には打楽器がセットされて、順に姫野さんのギター、キーボード、財津さんのギター、キーボードに宮城さんのベース、ギターの立ち位置となっている。
その上のドラムセクションは左右にツイン・ドラムだ。上田さんは左側のを使用する。ドラムラインの左端(ギター)と右端(キーボード)にはサポートがついています。
チューリップ4人だけでやるのかサポートを入れてやるのかは興味があったが、結局は後半のツイン・ドラムを入れてサポート3名がついています。コンサートの中での財津さんの説明では、レコーディング当時の音を忠実に再現するためだと言っています。
ツイン・ドラムは音楽性の効果よりは、来年までの長いコンサートで体力にとりわけ負担のかかるドラム・セクションへの健康面を考慮してのものだろう。
コンサート構成は前半は初期のアルバムからの軽い曲中心で、しかしこれが流れるように揺れてスピード感のある美しいメロディラインのいかにも財津メロディの特徴のある曲想が聞かれて、後半はチューリップの美しい厚いコーラスをバックに重厚な曲、名曲が続きます。
チューリップとして演奏には絶対的なスキルに自信を持つ財津さんですが、リードギターの安部さんのいない分を宮城さん、姫野さんが達者なギターを聞かせますがやはり遠慮があるのか、安部ギターの印象が強いのか、安部さんのギター音色とは違います。
後半のステージは厚いコーラスの重厚なチューリップ曲が続くこともあって、かなり精度の高いチューリップサウンドを聞かせます。
「虹とスニーカーの頃」、「シューティング・スター」はサポートギターも含めてこれはチューリップをほうふつとさせて実感できます。
やはり財津さんのチューリップに賭けたフロンティアな想い、スキル、あたらしい時代をつくった音楽性を考えれば、4人だけのチューリップのステージでよかったのではないのか。
少々荒っぽくても、雑でも、「素地」むきだしの良さを遠慮なく出して、財津さんのフロンティアな原点力を示してほしかったとの想いはある。
たとえばもうすこし時間をかけても財津さんが45年前のようにゼロからの音づくりをして、楽しんで4人のチューリップでこれでどうだというステージ、コンサートが期待だった。
ま、しかしこれが今の財津さんが表現したチューリップ・サウンドなので、是非その意図、楽曲を感じてもらいたい。
これからもっと精度があがるので、ステージ全体としてはメリハリのあるアクセント(accent)の効いた立派なチューリップコンサートであることは間違いない。
全員60才を越えても声、スキルの高いライヴバンドのチューリップがそこに居たのは間違いはない。
安部さんの追悼場面のステージはちょっと淡白だったようだ。やっぱり「ひとり」いないことが一番実感できるメンバーとしては、あまり深入りしすぎることも「つらい」ところがあるのでいたしかたもないが、安部さんの性格とか人間性を感じる「音」として4人との共演があってもよかった。
ステージ全体として黒を基調とした、建物でいうとコンクリートの「素地」が出たままの荒っぽい感覚でイメージとしては「ウェスト・サイド・ストーリー」をほうふつとさせるチューリップサウンドの「素地」の良さを予感させるステージングだ。
ステージ向かって左側から安部さんが居た場所には打楽器がセットされて、順に姫野さんのギター、キーボード、財津さんのギター、キーボードに宮城さんのベース、ギターの立ち位置となっている。
その上のドラムセクションは左右にツイン・ドラムだ。上田さんは左側のを使用する。ドラムラインの左端(ギター)と右端(キーボード)にはサポートがついています。
チューリップ4人だけでやるのかサポートを入れてやるのかは興味があったが、結局は後半のツイン・ドラムを入れてサポート3名がついています。コンサートの中での財津さんの説明では、レコーディング当時の音を忠実に再現するためだと言っています。
ツイン・ドラムは音楽性の効果よりは、来年までの長いコンサートで体力にとりわけ負担のかかるドラム・セクションへの健康面を考慮してのものだろう。
コンサート構成は前半は初期のアルバムからの軽い曲中心で、しかしこれが流れるように揺れてスピード感のある美しいメロディラインのいかにも財津メロディの特徴のある曲想が聞かれて、後半はチューリップの美しい厚いコーラスをバックに重厚な曲、名曲が続きます。
チューリップとして演奏には絶対的なスキルに自信を持つ財津さんですが、リードギターの安部さんのいない分を宮城さん、姫野さんが達者なギターを聞かせますがやはり遠慮があるのか、安部ギターの印象が強いのか、安部さんのギター音色とは違います。
後半のステージは厚いコーラスの重厚なチューリップ曲が続くこともあって、かなり精度の高いチューリップサウンドを聞かせます。
「虹とスニーカーの頃」、「シューティング・スター」はサポートギターも含めてこれはチューリップをほうふつとさせて実感できます。
やはり財津さんのチューリップに賭けたフロンティアな想い、スキル、あたらしい時代をつくった音楽性を考えれば、4人だけのチューリップのステージでよかったのではないのか。
少々荒っぽくても、雑でも、「素地」むきだしの良さを遠慮なく出して、財津さんのフロンティアな原点力を示してほしかったとの想いはある。
たとえばもうすこし時間をかけても財津さんが45年前のようにゼロからの音づくりをして、楽しんで4人のチューリップでこれでどうだというステージ、コンサートが期待だった。
ま、しかしこれが今の財津さんが表現したチューリップ・サウンドなので、是非その意図、楽曲を感じてもらいたい。
これからもっと精度があがるので、ステージ全体としてはメリハリのあるアクセント(accent)の効いた立派なチューリップコンサートであることは間違いない。
全員60才を越えても声、スキルの高いライヴバンドのチューリップがそこに居たのは間違いはない。
安部さんの追悼場面のステージはちょっと淡白だったようだ。やっぱり「ひとり」いないことが一番実感できるメンバーとしては、あまり深入りしすぎることも「つらい」ところがあるのでいたしかたもないが、安部さんの性格とか人間性を感じる「音」として4人との共演があってもよかった。