(1)築地市場の移転問題はたかだか東京の食品水産物市場の問題なのに、ネームバリューもあってか何であんなに大騒ぎするのかよくわからなかった。問題が発覚する前までは。
日本食ブーム、宣伝効果もあって外国人観光客の築地来訪が大幅に増えて通常の業務にも支障がでて、手狭、老朽化もあり移転となったと理解しているが、都民2200万人の巨大市場移転となると利権がからむ問題もまことしやかに指摘されて、議会との既得権益関係もあり議会と対立姿勢にある小池新都知事は早速築地移転問題を白紙に戻すと表明して、経緯を調査すると言明した。
(2)もうすでに築地問題は豊洲市場への移転が決まっていたプロジェクトだったので、小池知事の白紙撤回調査表明は都庁、都議会から不満、反発(報道)があった。
自民党を離れて立候補して圧倒的支持で当選した小池知事なので、その自民党が多数を占める都議会との何かにつけての対立、対決姿勢はこれまでの都政の混乱をそのまま引きずったものとなった。
(3)地方自治体は国政と違って首長も議会もそれぞれが住民有権者に選ばれて代表するものだから、出来るだけ多くの政党の支援を集めて無所属で選挙に臨む首長と、議会の多数を占める特定多数派政党とは利害関係が対立して、なかなかどこでも良好な関係は保てない。
その築地市場移転問題はここに来て移転先の豊洲市場の敷地、建物地下の盛り土問題であらたな、そして決定的な調査見直し問題が発覚して急展開している。
(4)そもそも移転先の豊洲は当初からガス会社の敷地で土壌中の化学有害物質のへい害が食品水産物市場に及ぼす影響について懸念、危惧もあった。このため外部専門家会議は敷地全体で従来の土壌を撤去して、全体を盛り土とすることを提言して、都としてもその提言に沿って盛り土対策工事を実施した(都ホームページ公表)としていた。
ところが実際は建物下は空洞のまま放置されて、指摘されての都の説明では「配管や電気設備を敷設するため」(報道)と説明している。
(5)ところがこれが都のこれまでの工事説明とは違い、しかも都庁の一部関係者以外都知事、都議会ほかどこにも知らされていなかったことがあきらかになったという不始末だった。
2200万人都民の都政を預かる都庁が伏魔殿(pandemonium)化して、都知事や議会を無視して一部の都職員が勝手に行政を仕切っていた統制、統治不能状態に陥っていた実体だった。
(6)敷地内全体の盛り土計画の工事経費(土壌汚染対策に858億円支出ー報道)はどこでどうなったのか、業者とのゆ着構造はないのか、これまでの市場業者の投資、負担の補償問題もあり、問題だらけで築地市場の豊洲移転問題は汚されている。
もはや東京だけの問題ではなくて、日本の一大疑惑問題化してしまった。小池都知事は職員の粛清(報道)を示唆しているそうだが、巨大伏魔殿(huge pandemonium)の都庁改革は根底からの根本改革が必要な事態だ。
(7)ことさら問題が多かったここ何代かの都知事の行政混乱責任は大きい。都庁が都知事、都議会の対立の中でこれらを見限った結果の勝手な行政不正混乱だった。
日本食ブーム、宣伝効果もあって外国人観光客の築地来訪が大幅に増えて通常の業務にも支障がでて、手狭、老朽化もあり移転となったと理解しているが、都民2200万人の巨大市場移転となると利権がからむ問題もまことしやかに指摘されて、議会との既得権益関係もあり議会と対立姿勢にある小池新都知事は早速築地移転問題を白紙に戻すと表明して、経緯を調査すると言明した。
(2)もうすでに築地問題は豊洲市場への移転が決まっていたプロジェクトだったので、小池知事の白紙撤回調査表明は都庁、都議会から不満、反発(報道)があった。
自民党を離れて立候補して圧倒的支持で当選した小池知事なので、その自民党が多数を占める都議会との何かにつけての対立、対決姿勢はこれまでの都政の混乱をそのまま引きずったものとなった。
(3)地方自治体は国政と違って首長も議会もそれぞれが住民有権者に選ばれて代表するものだから、出来るだけ多くの政党の支援を集めて無所属で選挙に臨む首長と、議会の多数を占める特定多数派政党とは利害関係が対立して、なかなかどこでも良好な関係は保てない。
その築地市場移転問題はここに来て移転先の豊洲市場の敷地、建物地下の盛り土問題であらたな、そして決定的な調査見直し問題が発覚して急展開している。
(4)そもそも移転先の豊洲は当初からガス会社の敷地で土壌中の化学有害物質のへい害が食品水産物市場に及ぼす影響について懸念、危惧もあった。このため外部専門家会議は敷地全体で従来の土壌を撤去して、全体を盛り土とすることを提言して、都としてもその提言に沿って盛り土対策工事を実施した(都ホームページ公表)としていた。
ところが実際は建物下は空洞のまま放置されて、指摘されての都の説明では「配管や電気設備を敷設するため」(報道)と説明している。
(5)ところがこれが都のこれまでの工事説明とは違い、しかも都庁の一部関係者以外都知事、都議会ほかどこにも知らされていなかったことがあきらかになったという不始末だった。
2200万人都民の都政を預かる都庁が伏魔殿(pandemonium)化して、都知事や議会を無視して一部の都職員が勝手に行政を仕切っていた統制、統治不能状態に陥っていた実体だった。
(6)敷地内全体の盛り土計画の工事経費(土壌汚染対策に858億円支出ー報道)はどこでどうなったのか、業者とのゆ着構造はないのか、これまでの市場業者の投資、負担の補償問題もあり、問題だらけで築地市場の豊洲移転問題は汚されている。
もはや東京だけの問題ではなくて、日本の一大疑惑問題化してしまった。小池都知事は職員の粛清(報道)を示唆しているそうだが、巨大伏魔殿(huge pandemonium)の都庁改革は根底からの根本改革が必要な事態だ。
(7)ことさら問題が多かったここ何代かの都知事の行政混乱責任は大きい。都庁が都知事、都議会の対立の中でこれらを見限った結果の勝手な行政不正混乱だった。