いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

人類と恐竜。 humanity and dinosaur

2017-11-10 20:01:14 | 日記
 (1)ちょっとロマンだが6600万年前の隕石(いんせき)の落下地点がメキシコ・ユカタン半島付近から数百キロはずれていたら、恐竜(dinosaur)は絶滅せずに現在も生存、繁栄していたと考えられると東北大学チームが研究発表した。

 恐竜は巨大隕石落下による大量の「すす」の発生により太陽光がさえぎられて、地球気温が8~11度下がり絶滅した(報道)と考えられている。

 (2)この「すす」条件に合う地球エリアは13%しかないことが気象庁のスーパーコンピュータなどの解析、分析結果で判明したとして、つまり仮に地球の残り87%のエリアに隕石が落下していれば地球の気温は極度に下がらずに現在も恐竜は生存、繁栄していたとするものだ。

 あれだけの巨大な生物の恐竜が狭い地球上にそんなに長く生存できるものかと思うが、6600万年前に隕石落下により絶滅するまで2億2000万年前から繁栄していた(報道)というから、けっこう長く生存していたことがうかがえる。

 (3)そういう時代が続いた地球に人類、人間(humanity)が誕生し共存できたのかはわからないが、仮に狭いながらも恐竜のいないエリアの地球に人間が誕生し恐竜と勢力争いをする中でどちらが優位性(priority)を保ってきたのかは、人間の歴史の成長過程をみればやはり人間が勝(まさ)ったのではないのかの結論に達する。

 恐竜が支配する地球で人間が誕生したのかはわからないが、前述のように仮に生存エリアの違いから人間が誕生したとすれば最後は人間の科学的開発力、技術力、能力が恐竜を凌駕(りょうが)したことは十分考えられる。

 (4)まさに人間対ゴジラ映画の再現のような世界観が想像される。もちろんどれ程の年月が必要となるのか、それまでの多大な犠牲も考えれば現在のような世界観となったのかはまるで考えもおぼつかない。

 ひとつ間違えれば地球も違った世界観だったというのは壮大なロマンだが、現在の地球の抱えている問題もけっこう深刻だ。
 世界の産業革命の成長による人間の科学的、技術的能力が反作用として壊してきた地球環境だが、昨年世界の平均気温が観測史上最高を記録して地球温暖化が進み、世界的な気候変動、自然大災害を生んでいる。

 (5)今年もその傾向は変わらずに、世界気象機関の発表では昨年に次いで2番目となる高温の可能性が高い(報道)といわれている。このままの地球温暖化現象が続けば地球環境の破壊が増大して、冒頭のような恐竜絶滅につながる人間滅亡につながることも不思議なことではなくなるだろう。

 そのために世界は温室効果ガス削減目標をたてて、共同して地球温暖化防止対策を推進する必要性を考えているが、温室効果ガス排出大国のトランプ政権は環境危機はでっち上げだとしてこれに反対して、地球温暖化現象は進んでいるのが現実だ。

 (6)日本も例外ではない。人間のえい智は恐竜を超えられるのか問われる。
 

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