いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

トーキョー・メトロポリタン・カレッジ。 tokyo metropolitan college

2018-08-25 20:34:31 | 日記
 (1)小池百合子東京都知事をしばらくぶりにメディアで見かけたが、随分と太り気味の幅の広い顔で2年前の都知事就任時のさっそうとした面影、雰囲気はなかった。
 新党結成による排除の論理発言でつまずいてから、都政専念を打ち出して2年後の都知事選再任に向けて地方視察中心の知事行動が伝えられる。

 (2)都行政も含めてシェイプアップに励むのか、そうしなくてもいい2年前は都民ファーストと言っていたが行政成果第一主義で臨めるのか、2020年東京五輪開催の追い風を今度は見誤ることなく準備万端都知事選を迎えることができるのか試練を迎える。

 (3)2005年に都立大など4大学を統合して開学した「首都大学東京」が再び「東京都立大」に戻されることになった。統合、命名は当時の石原慎太郎都知事の判断(報道)で決まった。

 石原慎太郎さんは有名作家であり、政治家としても歯に衣着せぬ言動で評判であったが、「首都大学東京」は学生から「知名度が低く、就職活動でも不利」とか私大と間違えられる(同)とか不満、困惑の声が上がっていた。

 (4)石原さんから言わせればそれは大学、学生の努力、能力、成果、アピールの不足で大学名の問題ではないというところだろうが、確かに当初から「首都大学」はともかくもその後に「東京」とつくところが並び、流れが不自然でおかしな大学名だと感じていた。

 石原さんとすれば大学の国際化に向けて「トーキョー・メトロポリタン・カレッジ」(tokyo metropolitan college)のような英語圏的発想があったのではないのかと勝手に推測しているが、「首都大学東京」では日本語としては不自然さは残る。

 (5)設置者の小池都知事は同大学運営法人からの「東京都立大」に戻す方針を受けてそうすることを決定した。
 石原都政の時代には東京都が出資する「新銀行東京」というのがあって、こちらも石原都知事の肝いりで誕生しその後負債を抱えて経営破たんのところを都予算(都民の税金)を補てんして中小企業融資の必要性を主張して存続させた。

 (6)「新銀行東京」というのもあまりに熱意が感じられなくて工夫がなく伝わらないネームバリューで、当時作家出身の石原都知事としては「首都大学東京」とあわせてその文学的才能が反映しているのか疑問に感じる命名だった。

 大学にしろ銀行にしろ命名は信頼、価値評価のアイディンティティを示すブランドであり、大切なものであり、作家出身の石原都知事としても一工夫あってよかったところだ。熱意が伝わってこない。

 (7)仮にトーキョー・メトロポリタン・カレッジを日本語に直しても構想は壮大でも不自然で東京都立大に戻る運命となった。

 そこで太って顔つきが変わった小池都知事だが、こちらも元に戻して出直せるのか、豊洲移転による築地跡地の計画も進展せずに新鮮味が出せないでいる。

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