(1)人生100年時代といわれる日本で2050年に50才以上で無職者が18年度比で29%増加する(報道)というOECD報告だ。人生100年として、人生のあと半分(50年)を無職で過ごす人もいるとなると労働力不足、生活保障は深刻な予測だ。
急速な高年令化を原因にあげているが、年金保障も現役時代の収入の50%程度と見込まれている中で、あとの人生50年をどうやって生きていくのか、親の収入頼りになるのか、これが現実になるとすれば国のGDP、生産性にも影響して、借金大国日本の未来としては財政、経済、社会に危機的、深刻な影響を及ぼすことになる。
(2)現実的に40~50代の働き盛りで無職で未婚、親同居が20%近くにのぼる現代社会なので、人口減少、AI時代の中でも労働力不足は深刻だ。OECD報告では「仕事から引退する年令を遅らせ、就業率の男女差を縮小すれば」(報道)29%増加の伸び率を5%へ下げられる可能性があるという。
2050年に50才以上の無職者が18年度比で29%増加が高年令者急増だけで説明がつくのか細かいところはわからないが、現在でも40~50代の無職者が20%近くいるということはあながち考えられないOECDデータ、話でもない。
(3)日本の場合はこの年代は世界同時不況の就職氷河期を過ごしてきた世代で、政府もようやく対策に取り組む姿勢を示しているので(年金構想、不足見込みの関係もあり)、改善が進むことに期待したい。
一方でAI化が進みこれまで人間労働力が担ってきた仕事の60%はAIに代われるといわれて、人口8千万人時代が予想される中ではバランスがいいともいえるが、OECDデータのように50才以上の無職者が29%増加予測となると社会保障、年金、生活保護などの国の負担は増加してますます厳しい財政運営に迫られそうだ。
(4)今年の100才以上の高年令者が7万1千人となり初めて7万人を超えて最高を更新しており、元気な高年令者も多く全世代型年金、社会保障だけでなく不足する労働力としても期待したいところだ。
格差社会は収入、消費だけでなく年金社会でも進行しており、意識革命は必要であり、自分のことは自分でする、責任を持つ自覚、意欲は高年令者に限らずに働き盛りの無職世代にも(こそ)必要であり、どうやって国民が一体性を持って社会を構成していくのか、IT,AI,IoT時代の中であたらしい価値観、手法、理論、社会をつくりあげなければならない。
(5)やはり「つながり」(connect)、「集団的」(collective)社会変革(sochial change , revolution)は重要で、それをIT,AI,IoTが支える未来社会図だ。
産業革命は進んでいるが、社会制度革命が進まずに格差社会を生んでいる。人生100年時代の社会制度革命を進めて「人と人」、「人とモノ」、「人と社会」の「つながり」、「集団性」のあり方を考えることが必要だ。
急速な高年令化を原因にあげているが、年金保障も現役時代の収入の50%程度と見込まれている中で、あとの人生50年をどうやって生きていくのか、親の収入頼りになるのか、これが現実になるとすれば国のGDP、生産性にも影響して、借金大国日本の未来としては財政、経済、社会に危機的、深刻な影響を及ぼすことになる。
(2)現実的に40~50代の働き盛りで無職で未婚、親同居が20%近くにのぼる現代社会なので、人口減少、AI時代の中でも労働力不足は深刻だ。OECD報告では「仕事から引退する年令を遅らせ、就業率の男女差を縮小すれば」(報道)29%増加の伸び率を5%へ下げられる可能性があるという。
2050年に50才以上の無職者が18年度比で29%増加が高年令者急増だけで説明がつくのか細かいところはわからないが、現在でも40~50代の無職者が20%近くいるということはあながち考えられないOECDデータ、話でもない。
(3)日本の場合はこの年代は世界同時不況の就職氷河期を過ごしてきた世代で、政府もようやく対策に取り組む姿勢を示しているので(年金構想、不足見込みの関係もあり)、改善が進むことに期待したい。
一方でAI化が進みこれまで人間労働力が担ってきた仕事の60%はAIに代われるといわれて、人口8千万人時代が予想される中ではバランスがいいともいえるが、OECDデータのように50才以上の無職者が29%増加予測となると社会保障、年金、生活保護などの国の負担は増加してますます厳しい財政運営に迫られそうだ。
(4)今年の100才以上の高年令者が7万1千人となり初めて7万人を超えて最高を更新しており、元気な高年令者も多く全世代型年金、社会保障だけでなく不足する労働力としても期待したいところだ。
格差社会は収入、消費だけでなく年金社会でも進行しており、意識革命は必要であり、自分のことは自分でする、責任を持つ自覚、意欲は高年令者に限らずに働き盛りの無職世代にも(こそ)必要であり、どうやって国民が一体性を持って社会を構成していくのか、IT,AI,IoT時代の中であたらしい価値観、手法、理論、社会をつくりあげなければならない。
(5)やはり「つながり」(connect)、「集団的」(collective)社会変革(sochial change , revolution)は重要で、それをIT,AI,IoTが支える未来社会図だ。
産業革命は進んでいるが、社会制度革命が進まずに格差社会を生んでいる。人生100年時代の社会制度革命を進めて「人と人」、「人とモノ」、「人と社会」の「つながり」、「集団性」のあり方を考えることが必要だ。