いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

戦後と似ている人口減少。 depopulation look like postwar

2019-09-04 20:21:43 | 日記
 (1)日本は第2次世界大戦で多くの若者、国民を失ったが、戦後は団塊世代といわれる人口急増期を迎えて戦後の高度経済成長時代を支えて今日がある。その日本の今日は少子高年令化社会といわれて多くの若者、国民を失った戦後と変わらない。

 変わったといえば高度経済成長で近代化が進み経済が豊かになり、国民のGNP,GDPが増えて国民の収入も上がり、生活が豊かになった。
 
 (2)大家族社会から核家族社会に移行して、男女参画社会を迎えて、個人の権利が尊重されて個人主義が強まった。
 随分と戦後と今日的社会構造は変化、形を変えてきたが、戦後の多くの若者、国民を失った少子高年令化社会そのものと今日的社会は変わりはない。元に戻ってきたということで、さてどうやって今度は経済成長を進めていくのか考えなければならない時代だ。

 (3)高度経済成長を経験した日本では、再び経済成長を促す、進める条件、環境はあるのか、すでにかなり前から安定的不況時代に入っているとの分析もあり、経済成長は見込めないとの専門的見方もある。

 安倍政権は子育て支援として教育の無償化(education without compensation)を進めるが、戦後日本も義務教育の促進、推進で誰もが公平、平等に等しい教育を受けれて、これが戦後日本の復興、経済成長に大きなダイナミズム(dynamism)になったことは考えられて、安倍政権の教育の無償化がこの役目、役割を果たすことができるのか、戦後とは社会基盤(platform)が大きく変化している中で義務教育は存続している中で、効果は家庭の考え方ひとつでどうにでも左右するものだ。

 (4)時代はIT,IoT,AI時代を迎えて、今後それまで人間がこなしてきた仕事の60%はAIが取って代われるといわれて、少子化時代の経済、社会構造を支えるとみられている。
 単純に考えるならば人口が60%減っても経済、社会構造を支えることができることになり、日本の人口8千万人時代でも最低将来的経済、社会構造を今日的レベルで支えることができる計算、考えだ。

 (5)戦争で若者、国民を失った戦後に戻った今日の少子高年令化社会と書いたが、戦後は団塊世代の人口急増期を迎えたように少子化に歯止めがかかり人口増時代を迎えることができるのかは、現在の40~50代の働き盛り世代で無職で未婚、親同居に頼る世代事情をくり返さないことが求められている。

 (6)やはりここが実は戦後事情に似かよっていながら、団塊世代の到来のように今日的対策が将来的な展望につながるのか開けないところだ。
 日本の未来、将来の展望は「今のまま」ならという基盤のもとでの観測、予測であり、徐々に男性人口が女性人口を超えていく社会構造の中での「変化」「改革」に期待したい。

 

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