(1)スウェーディンの16才の「環境活動家」グレタ・トゥーンベリさんが国連総会に乗り込んで「すべての生態系が崩壊し始め、私たちは大規模な絶滅を前にしています」(国連演説-報道)というのに「あなたたち(国連各国代表ー本ブログ注)はお金と永続的な経済成長という『おとぎ話』ばかりを語っている」(同)と気候変動問題を前にして行動を訴えた。
(2)実際には国連での気候行動サミットでは独、仏、英は「50年までに排出実質ゼロを目指す」と断言(報道)して、世界77か国も同様の目標を掲げている。しかし、あまりにも遠い、遅い行動目標に直接影響を受ける若い次世代代表からは危機感、不信感が表明されたものだ。
気候変動温室効果ガス削減目標の「パリ協定」でも参加各国に温室効果ガス削減目標策定を義務付けているが、世界最大の排出国米国トランプ大統領が離脱を表明しており、このことも意識、批判してのグレタさんの主張のように聞こえる。
(3)もちろん日本も例外ではなく、米国に同調して気候変動温室効果ガス削減には消極的姿勢であり、自然災害国日本として毎年災害被害拡大にあいながら経済政策優先で地球温暖化対策に積極的でないパラドックス(paradox)な矛盾した国家政策を推進しており、グレタさんの主張は安倍首相には耳の痛い話だ。
しかしスウェーディンの16才の「環境活動家」グレタさんのこうしたパワー、エネルギーはどこからくるのか、若い次世代として自らの将来、生活、生存にかかわる重要問題とはいえ、問題意識の高さ、主張力には驚かされる。
(4)北欧は環境問題、意識の高い先進国であり教育の高さが源泉であるものと考えられるが、「大人」の現実世界、社会は次世代社会の切なる主張に耳を傾けなければならない。
それにしてもスウェーディンから航空機は排出ガスを大量に放出するからと利用せずに、太陽光発電のヨットを使っての米国入りで、環境グループの支援も受けての行動とみられて単独行動のようでもないが強い信念、意識が伝わってくる。
(5)日本でも一時安倍政権の安保法制国会審議では若い次世代NGO組織が国会前に連日押しかけて抗議活動を行っていたが、永続的なものではなく国会審議終了とともに解散を表明して、個人としても活動、行動、主張を続けることは少ない。
国の生い立ち、国民性、社会思想、教育の違いからくるものだろうし一概に比較することはできないが、テロ組織に命を狙われながら男女教育機会平等を訴えてノーベル平和賞を授賞したパキスタンの10代のマララさん、今回のグレタさんとバイタリティ、パワー、エネルギーの高さに世界次世代への変革性、あたらしい世界観、社会観への期待も大きい。
(2)実際には国連での気候行動サミットでは独、仏、英は「50年までに排出実質ゼロを目指す」と断言(報道)して、世界77か国も同様の目標を掲げている。しかし、あまりにも遠い、遅い行動目標に直接影響を受ける若い次世代代表からは危機感、不信感が表明されたものだ。
気候変動温室効果ガス削減目標の「パリ協定」でも参加各国に温室効果ガス削減目標策定を義務付けているが、世界最大の排出国米国トランプ大統領が離脱を表明しており、このことも意識、批判してのグレタさんの主張のように聞こえる。
(3)もちろん日本も例外ではなく、米国に同調して気候変動温室効果ガス削減には消極的姿勢であり、自然災害国日本として毎年災害被害拡大にあいながら経済政策優先で地球温暖化対策に積極的でないパラドックス(paradox)な矛盾した国家政策を推進しており、グレタさんの主張は安倍首相には耳の痛い話だ。
しかしスウェーディンの16才の「環境活動家」グレタさんのこうしたパワー、エネルギーはどこからくるのか、若い次世代として自らの将来、生活、生存にかかわる重要問題とはいえ、問題意識の高さ、主張力には驚かされる。
(4)北欧は環境問題、意識の高い先進国であり教育の高さが源泉であるものと考えられるが、「大人」の現実世界、社会は次世代社会の切なる主張に耳を傾けなければならない。
それにしてもスウェーディンから航空機は排出ガスを大量に放出するからと利用せずに、太陽光発電のヨットを使っての米国入りで、環境グループの支援も受けての行動とみられて単独行動のようでもないが強い信念、意識が伝わってくる。
(5)日本でも一時安倍政権の安保法制国会審議では若い次世代NGO組織が国会前に連日押しかけて抗議活動を行っていたが、永続的なものではなく国会審議終了とともに解散を表明して、個人としても活動、行動、主張を続けることは少ない。
国の生い立ち、国民性、社会思想、教育の違いからくるものだろうし一概に比較することはできないが、テロ組織に命を狙われながら男女教育機会平等を訴えてノーベル平和賞を授賞したパキスタンの10代のマララさん、今回のグレタさんとバイタリティ、パワー、エネルギーの高さに世界次世代への変革性、あたらしい世界観、社会観への期待も大きい。