いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ZOZOの倫理的軽さ。 ethical lightness of ZOZO

2019-09-13 20:46:48 | 日記
 (1)世の中情報化時代でPC , スマホ , IT , AI , IoT , 仮想通貨など物事が早く、正確に、多様に伝わる、理解する時代になったが、電柱が「倒れた」だけで52万戸の停電が4~5日回復せずに、残暑の市民生活に健康被害など多大な影響を及ぼすというおかしな社会だ。

 政治が悪いのか(災害国の見通しの甘さでそれは間違いのないところだが)、社会が悪いのか、国民、人間が悪いのか、はたまた風土が悪いのか、どこかが偏向した(bias)変な時代、社会ではある。

 (2)安倍改造内閣が発足して社会保障会議を設置して「(公的年金、医療、介護制度改革など)令和の時代の新しい社会保障制度のあり方を大胆に構想する」(報道)らしいが、年金機構では1.4億円の年金不払いミスが報じられて政府の掛け声はいいが組織改革、改善の実効性、検証はなく、期待「倒れ」ばかりだ。

 年金構想は厚労省にまかせておけば政府に都合の悪いデータ発表で麻生財務相が受け取らない混乱を招くということで、政府が社会保障会議設置で直接「大胆に構想する」ということだが国家予算を含めて国民投資(税負担)者に対する「ありがたさ」が足りずに、欠けて、主従関係が逆転して政府は国家予算を借金で我がもの顔で浪費している。

 (3)カネ(金)はあるところにはあるものの象徴だったネット衣料通販のZOZOがヤフーに身売りして、同社長自らは米民間衛星による宇宙旅行に向けて準備に専念するらしい。
 企業としては儲けるだけ儲けて(かどうかはわからないが)ネットで体形を測定してイメージ図形し衣料を販売するというIT手法で話題となり、事業を拡大しての突然のヤフーへの身売りで、企業の終わり方は違いがあるが六本木ヒルズ族といわれたライブドアーの堀江貴文さん(粉飾決算違法)を想起するものだ。

 (4)IT時代の企業のガバナンス(governance)の軽さ(lightness)をも象徴するもので、社会も企業と消費者、利用者が利用するだけ利用したらそれでおしまいの軽い、シャープといえばシャープ、近代的といえば近代的な風潮の象徴でもあった。

 しかし、社会、時代は電柱が倒れれば市民生活もITもAIもIoTも稼働しないというパラドックス性(paradoxical)、パロディ性であり、変なおかしな時代、社会でもある。

 (5)データ社会というのはいつの時代、社会でも社会基盤となるもので、それが高度でち密、正確、多様になったIT社会を迎えているわけだが、公平、公正、信頼性が基本であり、それが企業と消費者、利用者をつなぐ、結ぶコネクト、コレクティブ(collective)社会だ。

 国民投資(税負担)者と政府、企業と消費者、利用者の関係が公平、公正、信頼性で結ばれ集合しているのか、現代社会の倫理的軽さ(ethical lightness)の中で考えさせられることだ。

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