いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

亜熱帯気候の日本。 japan in a subtropical climate

2019-11-01 20:08:06 | 日記
 (1)今回の台風の影響による関東、長野、福島などの豪雨洪水被害は、1日に降る雨量が1時間に集中して降って河川の決壊、氾濫を引き起こして大災害となった。集中豪雨は亜熱帯気候(subtropical climate)の典型、特徴であり、本ブログでも書いたが日本はすでに亜熱帯気候に変化しており特徴的な災害被害を引き起こしている。

 (2)天災なのか、人災なのかは別にして、早期の復旧作業が求められて亜熱帯気候への備えも必要だ。経験のない集中豪雨被害で、そのまま自宅、住居にいてまた車での移動で被害を拡大したのも特徴だ。

 亜熱帯気候特有の脅威について理解、周知、準備、対応が不十分だったことが被害拡大を招いた。

 (3)従来からいわれた河川堤防の規格安全基準が守られていない不備、不足もあり、今回の経験のない集中豪雨でどんな安全基準も効果がなかったのかどうかはわからないが検証は必要だ。

 これから来年以降も台風19号、21号クラスを超える大規模巨大台風の上陸が予想されるといわれて、亜熱帯気候への変化について理解、認識、対策、対応、準備を考え直さないといけないだろう。

 (4)亜熱帯気候への変化に対応できなかった、してこなかったことを考えれば、今回の集中豪雨被害は人災といえるだろう。政府は被災地に対して激甚災害指定、復興法適用を検討しているが、災害対策は後手、後手であり、山林、河川、ダム放流管理など災害に対する安全基準、政策が周到に整備されておらずに、亜熱帯気候特有の集中豪雨に対応できずに避難形態でも周知、準備が不足して対応できずに被害拡大を招いた。

 (5)今回の1日の雨量が1時間に集中して降るという豪雨に対して、河川の規格安全基準がどの程度だったら決壊、氾濫が防げたのか、全国的にその基準で河川、ダムなど治水対策をすることが求められるが現実的に市街地域でそういうインフラ整備が可能なのかわからないが、少なくとも決壊、氾濫を防ぐ必要な威力拡散、やわらげる方法論(methodology)は検討されて整備される必要はある。

 (6)述べてきたように日本はすでに亜熱帯気候に変化していることを十分理解、認識して巨大台風、集中豪雨被害に早め早めの避難対策(避難所の確保、環境)を徹底して身の安全、命を守る行動を日常的にイメージして、理解しておくことが、破壊力を増大させた災害被害に見舞われる日本としては避けられない安全課題だ。

 (7)自然災害による大規模停電、水害、避難と災害対策の課題が集中して、政治はこれらにどう対処、対応していくのか、亜熱帯気候への対応、準備と国民への周知、理解、協力に努めなければならない。

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