いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

あおり運転への網。 net against a pressing approach drive

2019-11-15 20:01:45 | 日記
 (1)「あおり」運転に免許取り消しというと、何を今さら一発で当該運転者に対しては生涯免許不交付ぐらいで対処しないとこの理不尽で不合理(unreasonableness)な行為をなくすことはできない。

 (2)警察庁が「あおり」運転厳罰化の道路交通法改正案(運転免許取り消し)を来年国会に提出することを進めている。高速道路での「あおり」運転の危険運転で死亡者も出ている中で、何を今さらの法規制による免許取り消しという感慨だが、法規制となると何が「あおり」運転で「あおり」運転とそうでない運転の境、区別をどうするのかむずかしい規制判断基準の問題も出てきて「あおり」運転撲滅につながるのか効果の疑問もある。

 (3)単に急いでいて急接近(a pressing approach drive)したとすれば、あるいはボンヤリ(かなり危険運転)急接近してしまった場合など意図も意思もなく、被害者も通常許容範囲内の接近でも威圧、危険を感じることもあると考えれば、法規制によることになれば法解釈、理論上むずかしい判断に迫られることになる。

 これが社会規範(paradigm)、通念で迷惑行為として排除する「正義の理論」からすれば、被害者の判断で「あおり」運転と理解して身の危険があるとして安全確保を警察などに求める被害者優先の理論は成り立ち、弱者救済、みなし加害者の立場も守れる。

 (4)法律関係にとらわれない被害者、加害者も立場を認めやすく、厳重注意ぐらいで、仕方によっては再発防止にもつながるものだ。これが法規制、法解釈、理論ということになれば「あおり」運転の要件、意図、意思、行動の範囲によってはどこまでを危険をともなう「あおり」運転とみなす、理解、判断するのかは相当に苦労する判断になり、みなし「あおり」運転者による身の危険を感じる被害者との相関関係を法解釈として規定、規制するだけでも大変なことで、危険な「あおり」運転の撲滅に効果的につながるのか場合によっては裁判上の負担、徒労が増えるだけというリスクもある、

 (5)高速道路では速度に対する安全停止距離(車間)確保が求められており(ほとんど守られていないが)、「あおり」運転の危険性を感じた場合には車間距離の間隔によって社会規範(paradigm)として再発防止の網を広くかける効果、方法論(methodology)は考えられる。

 また高速道路では通常、通行車線と追い越し車線の複数車線があり、通行車線での接近を禁止して既成の対象にすることも考えられる。道路交通法改正案がどういう法規制になるのか法解釈、理論上の争点となっては元も子もない・

 

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