(1)首里城6棟が全焼、1棟が半焼(報道)した。世界遺産に登録されているのは復元建物ではなく「首里城跡」であり、首里城はこれで5度の延焼を経験してこれまでも復元建物として再建、再建がくりかえされてきた。
琉球王朝文化を引き継ぐ沖縄琉球の「心」(spirit)を代表する建造物だ。玉城知事は早速22年再建を目指して菅官房長官に国の協力を要請した。
沖縄米軍基地問題、辺野古移設工事で国、政府と全面対決の続く沖縄県玉城知事としては首里城再建にあたって国の協力をあおぐことは背に腹は代えられない財政負担による苦渋のことだろう。
(2)首里城再建の寄付も相次いで再建目標に近づいているといわれて、玉城知事としても下げたくもない首を国に下げなくても再建が可能な状況にもなっている。
報道によるとこれまでの再建でも首里城を支えるヒノキの木材調達が懸案であり、琉球王朝の流れををくむ台湾に協力、支援を受けての再建だったことが伝えられている。
今回も国、多方面からの再建協力、支援を募っての22年再建を目指しての再建計画となる。
(3)文化財など収蔵品も多数焼失しており、首里城は復元建物として消火設備の設置が義務付けられる重要文化財でなく規制対象外で、城内には初期消火に有効なスプリンクラーも未設置で延焼をくい止める防火対策が不十分だった。
5度の延焼により建物そのものはその都度復元されて新しい時代の建造物であるが、収蔵品の文化財は沖縄の歴史、伝統、文化を今に伝える遺産であり琉球王朝を継ぐ沖縄を代表する「心」の拠り所ともいえるもので、復元首里城建物としては建物管理、安全防火上の最高レベルの高い指定対策が必要だった。
(4)首里城焼失を受けて沖縄県民、関係者の落胆をみると現状対策のまま安全防火対策が見直されてこなかったのは疑問だ。これまで5度の延焼となれば首里城が沖縄の歴史、伝統、文化、風土を代表して伝える建物としての意味、意義、沖縄琉球の「心」の拠り所、また沖縄を象徴する名所観光であることを考えるならば、高い保存、安全防火対策は必要だった。
(5)これまでの再建への道のりからも、ヒノキ調達、建物仕様、考察、配色などの完成が順調にいくのか時代と共に長期化も伝えられており、沖縄にとっては寄付支援はあるが最後は国、政府に再建協力、支援を頼らざるを得ない苦渋とともに深い大きな試練だ。
安全防火対策は、規制基準にかかわらず6度目はない万全対策が求められる。
琉球王朝文化を引き継ぐ沖縄琉球の「心」(spirit)を代表する建造物だ。玉城知事は早速22年再建を目指して菅官房長官に国の協力を要請した。
沖縄米軍基地問題、辺野古移設工事で国、政府と全面対決の続く沖縄県玉城知事としては首里城再建にあたって国の協力をあおぐことは背に腹は代えられない財政負担による苦渋のことだろう。
(2)首里城再建の寄付も相次いで再建目標に近づいているといわれて、玉城知事としても下げたくもない首を国に下げなくても再建が可能な状況にもなっている。
報道によるとこれまでの再建でも首里城を支えるヒノキの木材調達が懸案であり、琉球王朝の流れををくむ台湾に協力、支援を受けての再建だったことが伝えられている。
今回も国、多方面からの再建協力、支援を募っての22年再建を目指しての再建計画となる。
(3)文化財など収蔵品も多数焼失しており、首里城は復元建物として消火設備の設置が義務付けられる重要文化財でなく規制対象外で、城内には初期消火に有効なスプリンクラーも未設置で延焼をくい止める防火対策が不十分だった。
5度の延焼により建物そのものはその都度復元されて新しい時代の建造物であるが、収蔵品の文化財は沖縄の歴史、伝統、文化を今に伝える遺産であり琉球王朝を継ぐ沖縄を代表する「心」の拠り所ともいえるもので、復元首里城建物としては建物管理、安全防火上の最高レベルの高い指定対策が必要だった。
(4)首里城焼失を受けて沖縄県民、関係者の落胆をみると現状対策のまま安全防火対策が見直されてこなかったのは疑問だ。これまで5度の延焼となれば首里城が沖縄の歴史、伝統、文化、風土を代表して伝える建物としての意味、意義、沖縄琉球の「心」の拠り所、また沖縄を象徴する名所観光であることを考えるならば、高い保存、安全防火対策は必要だった。
(5)これまでの再建への道のりからも、ヒノキ調達、建物仕様、考察、配色などの完成が順調にいくのか時代と共に長期化も伝えられており、沖縄にとっては寄付支援はあるが最後は国、政府に再建協力、支援を頼らざるを得ない苦渋とともに深い大きな試練だ。
安全防火対策は、規制基準にかかわらず6度目はない万全対策が求められる。