(1)日本の政治に緊張感(tension)がなくなって久しい。共産党はかっては革命主義、路線を信奉していたが、現在の党綱領では「市場経済を通じて社会主義へという新しい探求が開始」(報道)と共産主義統制計画経済から市場開放経済主義で経済大国となった中国を評価しているが新しい党綱領案では覇権主義を強める中国の姿勢を批判(同)している。
(2)革命主義、路線放棄後は中国共産党とは一線を画して独自の路線を歩んでおり、現在は野党との共闘、連携、協力を模索して安倍政権と対峙する野党勢力の結集を目指している。
来年春には中国習近平国家主席が国賓として来日することが予定されており、共産党としてどういうスタンスで対応するのか、新しい党綱領案どおり中国に厳しい姿勢で臨むのか、野党共闘、連携、協力にも影響しそうだ。
(3)非武装中立論、護憲の社会党が消滅して、共産党も独自の路線から野党共闘、連携、協力に向かい革新勢力が減退して野党への支持率も総じてヒト桁と低迷する中で、総与党化時代を迎えて安倍1強ともいわれて政治への緊張感がなくなった。
問題は安倍内閣から生じて、安倍首相の森友、加計問題関与疑惑に大臣の失言、就任1か月余りでの公選法違反疑惑で更迭、辞任が続き、説明、反省、自粛もなくゆるみっぱなし状態でそれでも安倍内閣の支持率は40%台後半で比較安定している国民としては選択しようもない政治の堕落、貧困を示すものだ。
(4)かってのような何でも反対党といわれた野党のような政治勢力は、現在の緊張感を欠く政治状況では必要とされて国民の支持も政権へのアンチテーゼ(anti-thesis)として向けられるのではないのかと考える。
確かに非生産的といわれるかもしれないが、政治の場合は総与党時代に生産的であることがすべていいというわけでもなく、政府、政治の都合主義、利益保護主義、強権政治にガンコに立ち向かい抵抗する政治姿勢も必要だ。
(5)そうすることによって国民にも選択肢が広がって野党にも支持、期待が広がる可能性を開くものだ。山本太郎代表が立ち上げた政党「れいわ」が障害者議員を擁立して新風を国会に吹かせており、今後政策的にどう国民の理解、支持を集めることができるのか、障害者議員を通して社会保障、福祉の充実と消費税5%減税との相関関係、財源保障あるいはあたらしい政策関係を提示して合理性、妥当性のある主張、政策として国民の理解を得られるのかは重要な責任、力量となる。
(2)革命主義、路線放棄後は中国共産党とは一線を画して独自の路線を歩んでおり、現在は野党との共闘、連携、協力を模索して安倍政権と対峙する野党勢力の結集を目指している。
来年春には中国習近平国家主席が国賓として来日することが予定されており、共産党としてどういうスタンスで対応するのか、新しい党綱領案どおり中国に厳しい姿勢で臨むのか、野党共闘、連携、協力にも影響しそうだ。
(3)非武装中立論、護憲の社会党が消滅して、共産党も独自の路線から野党共闘、連携、協力に向かい革新勢力が減退して野党への支持率も総じてヒト桁と低迷する中で、総与党化時代を迎えて安倍1強ともいわれて政治への緊張感がなくなった。
問題は安倍内閣から生じて、安倍首相の森友、加計問題関与疑惑に大臣の失言、就任1か月余りでの公選法違反疑惑で更迭、辞任が続き、説明、反省、自粛もなくゆるみっぱなし状態でそれでも安倍内閣の支持率は40%台後半で比較安定している国民としては選択しようもない政治の堕落、貧困を示すものだ。
(4)かってのような何でも反対党といわれた野党のような政治勢力は、現在の緊張感を欠く政治状況では必要とされて国民の支持も政権へのアンチテーゼ(anti-thesis)として向けられるのではないのかと考える。
確かに非生産的といわれるかもしれないが、政治の場合は総与党時代に生産的であることがすべていいというわけでもなく、政府、政治の都合主義、利益保護主義、強権政治にガンコに立ち向かい抵抗する政治姿勢も必要だ。
(5)そうすることによって国民にも選択肢が広がって野党にも支持、期待が広がる可能性を開くものだ。山本太郎代表が立ち上げた政党「れいわ」が障害者議員を擁立して新風を国会に吹かせており、今後政策的にどう国民の理解、支持を集めることができるのか、障害者議員を通して社会保障、福祉の充実と消費税5%減税との相関関係、財源保障あるいはあたらしい政策関係を提示して合理性、妥当性のある主張、政策として国民の理解を得られるのかは重要な責任、力量となる。