いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

政治に任せない皇室問題。 we have not royal house matters to only politics

2019-11-25 20:05:28 | 日記
 (1)大嘗祭の神殿建設に24億円(報道)かかることにはいろいろあっても、万世一系の天皇がつながり現在に受け継ぐ天皇の歴史、伝統、文化の壮大な宇宙観ともいえるもので、人類として意味のあるものだ。
 だから令和天皇の即位の礼に世界180か国の代表が参列することでわかる。

 (2)即位の礼の一連の行事も終了して、政府は秋から皇位、皇族継承問題の議論を本格化するとしていたが来春以降に先送りする見込み(報道)だ。保守思想の強い安倍首相は男子万世一系の天皇制に強いこだわりがあるといわれて、女性(系)天皇、女性宮家が議論となる皇位、皇族継承問題には消極的とみられている。

 (3)皇位、皇族継承問題は政治先行で進められているが、皇室、皇族自身にかかわる重要、重大問題であり、天皇家、皇室の歴史、伝統、文化にかかわる直接的な問題だ。
 天皇、皇族、皇室が安定した皇位、皇族継承問題を考えるのは重要問題であり、政治だけに任せておく、おける問題ではない。

 (4)象徴天皇制は皇室典範により政治行為とは離れて国事行為は内閣の助言と補佐にもとづくものではあるが、安定した皇位、皇族継承問題は政治的問題というよりまずは天皇、皇族、皇室に直接かかわる自らの問題にほかならない。

 皇室としても検討、議論して意見を述べることは必要だ。安定した皇位、皇族継承問題が政治優位で政治主導で進むのは、象徴天皇制でも行き過ぎだ。

 (5)安倍政権以前の自民党では女性(系)天皇を議論する土壌もあったし、現在も自民党役員からも女性(系)天皇容認の意見(報道)、考えもあり、何より国民の過半数が女性(系)天皇に賛成する世論調査結果もある。

 天皇は当事者、自身の立場の問題でもあり公平、公正性からも意見を述べることはむずかしいとしても、安定した皇位、皇族継承問題として皇室、皇族の意見、考えを歴史、伝統、文化の問題として述べることはあってもいい。

 (6)象徴天皇制、皇室典範に反するものでもなく、皇位、皇族継承問題、議論の政治、政府の関与が強すぎる懸念が大きく、思想、信条の偏向(bias)が強く影響力を感じさせるものだ。

 冒頭にも述べたように男子万世一系の天皇制の歴史、伝統、文化の重み、大きさは宇宙観的にはかりしれないものであり、継承は意味のあるものであるが、すでに象徴天皇としての立場、役割、責務の違いが定着して近代国家、社会としての天皇、皇室、皇族の「開かれた皇室」としての存在感もあり、男女同権時代の女性(系)天皇は長い歴史の男性天皇優位としても安定した皇位、皇族継承からも避けられないだろう。

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