(1)小池東京都知事はよくよく「移転」(transfer)でゴタゴタ、ケチのつく人だ。築地から豊洲への「移転」、希望の党への民進党の合流(これも移転)、2020年東京五輪ボート競技の東北への「移転」(これは小池知事が主導画策したが経費負担、施設受け入れで実現しなかった)、そして開催1年を切ってのマラソン、競歩競技の東京から札幌への「移転」とこうも続けば何かがついて回っているのではないのかと疑いたくもなる。
確かに来年8月の東京の暑さ対策をアレコレと考えたあげくの突然のIOCのマラソンなどの札幌開催「決定」では、東京都も立つ瀬がない。
(2)本ブログでも書いたが東京の夏の猛暑を考えればアスリートの健康影響は考えなければならないが、アスリートはそれを前提に鍛え、対処、トレーニングする「特別」の体力、能力を持つ選ばれた人材、資質の持ち主で一般人と比較できないものであり、それなりの暑さ対策(早朝スタート、暑さ吸収のストリート舗装、ミスト対策など)を施す実施計画を考えればマラソンなどの東京開催でよかったのではないのか。
(3)この問題での開催東京都とIOCの調整委員会の協議では双方の主張が平行線で折り合わずに、小池知事はIOCの突然のマラソンなどの札幌開催移転に反対を示してラグビー日本代表のフレーズ「One team」でなければならないと一致結束を訴え(報道)が、一転して同競技の札幌開催移転を容認する姿勢に転じた。
IOCがすでに権限にもとづき「決定事情」と言うなかで、開催都市東京としてもいつまでもこれに反対するというわけにもいかずにやむを得ない決断だったのだが、移転にともなう東京都の「費用負担なし」(同)が前提というから費用問題も尾を引くことになる。
(4)築地から豊洲移転と同じ構図で大騒ぎはしても落ち着くところには落ち着くという小池知事(ひとりの責任問題ではないが)の軽さも感じられる。小池知事は事前に東京都に何の相談もなかった(報道)と批判しているが、IOCとしては自らの決定事項で事前に相談すれば問題はより深刻に混乱すると考えてのしかし猛暑のドーハの世界選手権でのマラソン選手の半分近くが途中棄権したことを受けて危機感を持ち押し付け決定したのだろう。
(5)同じ東京の夏の猛暑のことを考えればどうして7,8月に五輪など開催するのかとの純粋な疑問はあるが、いわずもがなのIOCが商業主義を優先(大スポンサー米国の都合)しての選択であり、子どもでもわかる正論など通用しない現代五輪理念である。
東京都、五輪組織委員会としては東京都が負担しないとする札幌移転の費用負担をどうするのかの問題は残り、さらに東京名所コースの人気、花形マラソンの札幌移転で関心、興味、注目も拡散した。
確かに来年8月の東京の暑さ対策をアレコレと考えたあげくの突然のIOCのマラソンなどの札幌開催「決定」では、東京都も立つ瀬がない。
(2)本ブログでも書いたが東京の夏の猛暑を考えればアスリートの健康影響は考えなければならないが、アスリートはそれを前提に鍛え、対処、トレーニングする「特別」の体力、能力を持つ選ばれた人材、資質の持ち主で一般人と比較できないものであり、それなりの暑さ対策(早朝スタート、暑さ吸収のストリート舗装、ミスト対策など)を施す実施計画を考えればマラソンなどの東京開催でよかったのではないのか。
(3)この問題での開催東京都とIOCの調整委員会の協議では双方の主張が平行線で折り合わずに、小池知事はIOCの突然のマラソンなどの札幌開催移転に反対を示してラグビー日本代表のフレーズ「One team」でなければならないと一致結束を訴え(報道)が、一転して同競技の札幌開催移転を容認する姿勢に転じた。
IOCがすでに権限にもとづき「決定事情」と言うなかで、開催都市東京としてもいつまでもこれに反対するというわけにもいかずにやむを得ない決断だったのだが、移転にともなう東京都の「費用負担なし」(同)が前提というから費用問題も尾を引くことになる。
(4)築地から豊洲移転と同じ構図で大騒ぎはしても落ち着くところには落ち着くという小池知事(ひとりの責任問題ではないが)の軽さも感じられる。小池知事は事前に東京都に何の相談もなかった(報道)と批判しているが、IOCとしては自らの決定事項で事前に相談すれば問題はより深刻に混乱すると考えてのしかし猛暑のドーハの世界選手権でのマラソン選手の半分近くが途中棄権したことを受けて危機感を持ち押し付け決定したのだろう。
(5)同じ東京の夏の猛暑のことを考えればどうして7,8月に五輪など開催するのかとの純粋な疑問はあるが、いわずもがなのIOCが商業主義を優先(大スポンサー米国の都合)しての選択であり、子どもでもわかる正論など通用しない現代五輪理念である。
東京都、五輪組織委員会としては東京都が負担しないとする札幌移転の費用負担をどうするのかの問題は残り、さらに東京名所コースの人気、花形マラソンの札幌移転で関心、興味、注目も拡散した。