(1)南米では左翼、左派政権の復活が目につく。かっては革命路線が主流でキューバなど米国と対峙して米国から経済制裁を受けて経済貧困と向き合い、かっての米ソ冷戦時代の崩壊で政治体制の変化により南米の豊富な資源を生かした経済成長を実現して中露南米と新興国経済のG20はG7に変わって世界経済に影響力を増してきた。
しかし新興国経済が成長、発展するにしたがって国民の経済格差は広がり、国民の不満が鬱積(うっせき)して富裕層と結びついていた政権批判、反政府行動を受けて、再び南米左派政権の復活を生んでいる。
(2)北半球(northern hemisphere)ではヨーロッパを中心に経済、金融破たん国が続き政治、経済の貧困がこれまでと対極の右派、極右勢力に向かって台頭を招いている。
仏は学生運動が盛んだったこともあり自由主義陣営でありながら米国とは一線を画した左派系政治色が強いが、ドイツ、北欧では政治の不安定、経済後退にともない右派、極右勢力の台頭が目立つ。
(3)北半球、南半球(southern hemisphere)では経済成長の仕組み、流通、貿易、社会環境の違いから経済成長後の政治体制に対極となる右派、極右勢力(北半球)、左派急進(南半球)と存在感、台頭の違いをみせている。
そこでトランプ大統領は左派系ということは考えられないが、右派なのかというと民主党のリベラル(自由主義)に対してトランプ大統領の共和党は保守主義といわれて米国第一、保護主義を掲げることから保守主義、保守的思想ということになるが共和党執行部とも対立していることから、第三の反既存利益政治勢力ともいえる。
(4)大統領選で民主党を左派系政党として攻撃、批判して、またトランプ大統領の難民、移民拒否政策を批判する難民、移民出身の民主党女性議員を左派急進と攻撃(自国に帰って改革したらどうかと)しているから比較右派保守主義とみることができる。
日本は米国の左派リベラルの民主党政権よりは右派保守主義の共和党政権とのつながり、同盟関係が良く、現在もトランプ大統領と保守思想の強い安倍首相とは個人的な信頼関係、友好が深いといわれている。
(5)来年大統領選に向けて民主党で頭角をあらわしているウォーレン候補は左派急進的な考えともいわれて異色の存在だ。現在のトランプ大統領も米国の理想主義、覇権主義から一転して米国第一、保護主義を主張して貫いて、世界の秩序、パラダイム(paradigm)を無視した米国利益第一、保護主義で台頭する中国、EU、露などと経済、貿易、通商、軍事で対立している。
(6)民主党の大統領選有力候補は現在バイデン元副大統領と前出の左派急進のウォーレン候補ということで、トランプ大統領は再選に向けて岩盤支持層の確保のためにどんな公約であろうとも実現に向けて掲げている。
米国第一、保護主義のトランプ大統領の優位は動かないものとみられて、北半球、南半球、世界の秩序の混迷は深まるばかりだ。
しかし新興国経済が成長、発展するにしたがって国民の経済格差は広がり、国民の不満が鬱積(うっせき)して富裕層と結びついていた政権批判、反政府行動を受けて、再び南米左派政権の復活を生んでいる。
(2)北半球(northern hemisphere)ではヨーロッパを中心に経済、金融破たん国が続き政治、経済の貧困がこれまでと対極の右派、極右勢力に向かって台頭を招いている。
仏は学生運動が盛んだったこともあり自由主義陣営でありながら米国とは一線を画した左派系政治色が強いが、ドイツ、北欧では政治の不安定、経済後退にともない右派、極右勢力の台頭が目立つ。
(3)北半球、南半球(southern hemisphere)では経済成長の仕組み、流通、貿易、社会環境の違いから経済成長後の政治体制に対極となる右派、極右勢力(北半球)、左派急進(南半球)と存在感、台頭の違いをみせている。
そこでトランプ大統領は左派系ということは考えられないが、右派なのかというと民主党のリベラル(自由主義)に対してトランプ大統領の共和党は保守主義といわれて米国第一、保護主義を掲げることから保守主義、保守的思想ということになるが共和党執行部とも対立していることから、第三の反既存利益政治勢力ともいえる。
(4)大統領選で民主党を左派系政党として攻撃、批判して、またトランプ大統領の難民、移民拒否政策を批判する難民、移民出身の民主党女性議員を左派急進と攻撃(自国に帰って改革したらどうかと)しているから比較右派保守主義とみることができる。
日本は米国の左派リベラルの民主党政権よりは右派保守主義の共和党政権とのつながり、同盟関係が良く、現在もトランプ大統領と保守思想の強い安倍首相とは個人的な信頼関係、友好が深いといわれている。
(5)来年大統領選に向けて民主党で頭角をあらわしているウォーレン候補は左派急進的な考えともいわれて異色の存在だ。現在のトランプ大統領も米国の理想主義、覇権主義から一転して米国第一、保護主義を主張して貫いて、世界の秩序、パラダイム(paradigm)を無視した米国利益第一、保護主義で台頭する中国、EU、露などと経済、貿易、通商、軍事で対立している。
(6)民主党の大統領選有力候補は現在バイデン元副大統領と前出の左派急進のウォーレン候補ということで、トランプ大統領は再選に向けて岩盤支持層の確保のためにどんな公約であろうとも実現に向けて掲げている。
米国第一、保護主義のトランプ大統領の優位は動かないものとみられて、北半球、南半球、世界の秩序の混迷は深まるばかりだ。