(1)4回目の東京都への緊急事態宣言だ。毎回おなじみのように菅首相は原因分析、問題点の検証も示さずに、4度目の「再度、東京を起点とする感染拡大は絶対に避けなければならない」(報道)とむなしい同じ決意だけは述べた。
わずかに会見に同席した専門家分科会の尾身会長が「40~50代の人は重症化しやすい。このまま感染が拡大するとこの傾向が加速し、医療のひっ迫が起きる」(同)と問題点を指摘した。
(2)緊急事態宣言発出のたびに若年層中心に人出が増えて、感染者が増加する傾向がみられて、ここに切り込まなければ感染拡大を防ぐことはできない分析、統計だ。今回の4回目の同宣言に対して、ワタミ会長は「お酒だけが原因とされて、我々だけがずっと犠牲になっている」(報道)と不満を述べている。
酒の提供側の規制が厳しく、客となる側の規制は甘く、飲食店の酒提供は規制しても屋外で集団で酒を飲んで騒ぐことは規制できずに、政府が本腰で感染拡大を防ごうという意欲、決意は伝わってこない。
(3)ワタミ会長は「徹底したロックダウン(都市封鎖)の形をとってほしい」と原因の両方向からの規制の必要性を指摘した。ロックダウンは欧州社会などで実施されてきたが、これも必ずしも効果があったともいえずにロックダウンでも感染拡大につながった事例もある。
吉村府知事は消火器(ワクチン)が限られているなら火元(感染拡大都市部)に集中して使用するべきだと、これまた誤ったシグナル、考えを示したが、ここでも問題は火事を起こさない防火体制(感染阻止対策)を関係機関がどう整備、実行するのかの責任自覚論であり、感染拡大でも増える20代若者層中心の人出をどう規制、コントロールするのかが焦点であり、政府が決め手とするワクチン接種でも比較あまり外部との接触が少ない高年令者より20、30代の若者層、40、50代の活動範囲が広い年令層からワクチン接種を進めて、それこそ火元を集中的に消してからの重点的なコロナ対策が必要だった。
(4)人口構成的にも若年層は比較少数層であり、まずは限られたワクチン供給体制に効果的に適応できる。高年令層の感染死亡率が高いといわれるが20代の若者層の感染死亡率も高まっており、40、50代の人は重症化しやすいとの分析もあり、コロナ対策での専門的、医学的分析、検証、対応情報の不足が感染拡大阻止、危機感につながらない傾向、原因でもあると考える。
(5)原因には「起こす側」と「起こさせる側」の両方向性(ベクトル)があり、どちらかだけを規制してもはじまらない。
わずかに会見に同席した専門家分科会の尾身会長が「40~50代の人は重症化しやすい。このまま感染が拡大するとこの傾向が加速し、医療のひっ迫が起きる」(同)と問題点を指摘した。
(2)緊急事態宣言発出のたびに若年層中心に人出が増えて、感染者が増加する傾向がみられて、ここに切り込まなければ感染拡大を防ぐことはできない分析、統計だ。今回の4回目の同宣言に対して、ワタミ会長は「お酒だけが原因とされて、我々だけがずっと犠牲になっている」(報道)と不満を述べている。
酒の提供側の規制が厳しく、客となる側の規制は甘く、飲食店の酒提供は規制しても屋外で集団で酒を飲んで騒ぐことは規制できずに、政府が本腰で感染拡大を防ごうという意欲、決意は伝わってこない。
(3)ワタミ会長は「徹底したロックダウン(都市封鎖)の形をとってほしい」と原因の両方向からの規制の必要性を指摘した。ロックダウンは欧州社会などで実施されてきたが、これも必ずしも効果があったともいえずにロックダウンでも感染拡大につながった事例もある。
吉村府知事は消火器(ワクチン)が限られているなら火元(感染拡大都市部)に集中して使用するべきだと、これまた誤ったシグナル、考えを示したが、ここでも問題は火事を起こさない防火体制(感染阻止対策)を関係機関がどう整備、実行するのかの責任自覚論であり、感染拡大でも増える20代若者層中心の人出をどう規制、コントロールするのかが焦点であり、政府が決め手とするワクチン接種でも比較あまり外部との接触が少ない高年令者より20、30代の若者層、40、50代の活動範囲が広い年令層からワクチン接種を進めて、それこそ火元を集中的に消してからの重点的なコロナ対策が必要だった。
(4)人口構成的にも若年層は比較少数層であり、まずは限られたワクチン供給体制に効果的に適応できる。高年令層の感染死亡率が高いといわれるが20代の若者層の感染死亡率も高まっており、40、50代の人は重症化しやすいとの分析もあり、コロナ対策での専門的、医学的分析、検証、対応情報の不足が感染拡大阻止、危機感につながらない傾向、原因でもあると考える。
(5)原因には「起こす側」と「起こさせる側」の両方向性(ベクトル)があり、どちらかだけを規制してもはじまらない。