いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

パーティはコロナのあとで。 party is over after corona

2021-07-19 20:19:05 | 日記
 (1)今年は梅雨らしい梅雨だった。梅雨も稲作育成には欠かせない。例年よりも早く梅雨に入ったところも多く、その分梅雨の期間も例年より長く長雨が続き異常気象も多くみられ被害もた。ようやく西の地域から梅雨明けが次々と報じられているが、日本社会を覆う重い雲はなかなか晴れない。

 (2)信じられない報道ばかりで、ほとんど無観客の東京五輪の開催まで1週間を切って東京都は4日連続で千人を超える感染者増加でもあまり緊張感が伝わってこないのはどうしたことか。こんな中で組織委橋本会長は菅首相、政府関係者、小池都知事、問題発言で辞任した森前組織委会長も参加してIOCバッハ会長らを招いた歓迎会を開催した。

 緊急事態宣言下で多くの人が集まる会食など自粛要請中に政治家、政府職員の要請を無視した会食による感染者が問題となっている中で、歓迎会は40人規模で会食を伴わずに実施するという。

 (3)組織委橋本会長の説明は「延期前から決まっていた」(報道)というものだが、40人の歓迎会といえば十分に政府の規制を超えるものであり、飲食を伴わずとも感染リスクは大きい歓迎会であり、延期前から決まっていたというのも理由にならない。

 東京都感染者1410人(17日)の再び増加傾向をどう理解しているのか、西村コロナ担当相の金融機関を介した違反飲食業への融資圧力発言といい、思考回路停止、混乱してまともな判断ができない状態に置かれているようだ。

 (4)五輪選手村からコロナ陽性者も出たとの報道もあり、IOCバッハ会長が万全だと持ち上げる日本のプレーブック(規制集)もコロナ感染拡大の中では安全、安心なものではなく、1週間を切った東京五輪運営の不安は大きい。

 組織委の思考回路、能力、機能が善悪の判断もまともにつかない停止状態、混乱をみせては、東京五輪が始まってから内部に感染拡大が広がれば収拾もつかない事態もを迎えて、開催反対の意見が多かった国際社会から落胆、失望、非難の矢面に立たされることになり、国家的ダメージとなる懸念、危惧はある。

 (5)どうしてこういう国になってしまったのか。経済に比べて政治の統治能力は低い国際評価の中でその政治が全面に出てのコロナ対策で後手後手、行き当たりばったりの対策、制度で、国民の不信、不安、不満、批判を受けて菅内閣支持率も30%を下回るものもあり、不支持率が60%を上回る中で東京五輪開催でも政府が全面に出てコロナ対策同様に支離滅裂、思考回路停止状態のままでIOCに振り回されての無茶な五輪開催に突き進んでいる危険だ。

 (6)国民の政府対応に対する不安、不満、不信の中で、それでも菅首相は自民党、5派閥の方ばかり向いて国民に背を向ける政治姿勢が続いている。パーティはコロナのあとだ(
party is over after corona)。

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