(1)岸田内閣発足を受けてのメディア世論調査で岸田内閣支持率が49%だった.。あの菅内閣でも最初は支持率64%あったことを考えるとかなり低い数字だ。何かとゴタゴタ、手遅れ、問題が続き最後には内閣支持率も20%台まで落ち込んだ菅内閣に代わる岸田内閣への期待ということを考えると国民の支持がさほど集まらなかった。
(2)ネックは岸田総裁、首相による党役員、内閣人事への国民の不満、不信、不安が影響していることは十分考えられる。安倍、麻生陣営に配慮した影響力のみられる人事で岸田首相が政権運営、政策、理念で独自のイニシアティブをとれるのか不満、不信、不安の岸田内閣支持率49%というところだ。
理念、信条、政策表明では「生まれ変わった自民党」を示し、成長と分配の好循環、富の再分配、経済再生を目指すと言っているのだから支持が集まってもいい内容だ。
(3)問題は岸田首相の実行力、実現力であり、金銭授受疑惑で安倍元政権の経済再生相を辞任した麻生派の甘利幹事長に安倍元首相の強い保守思想に近い高市政調会長の自民党布陣で安倍、麻生色の強い影響力の政治、政策の懸念は強い。
岸田内閣でも脱原発の河野前行革相、再生可能エネルギー転換推進の小泉前環境相が閣外に去って、エネルギー政策であらたな首相秘書官、政務官人事がらみで原発回帰が取りざたされている。
(4)国民の不安、不信、不満は随所にみられる。しかし人事が問題だとすれば、岸田氏を総裁、首相に押し上げた支持勢力を無視できずに人事面で配慮、考慮することはやむを得ないことであり、総裁、首相に押し上げてもらってあとは知らないというのもできない話だ。
そういう意味でも今回の岸田内閣支持率49%は、高くもなく、低くもない(it's neither high nor low)というこれからの岸田首相の出方の様子見の気の利いた国民判断ということも考えられる。
(5)あとは岸田首相、総裁が「生まれ変わった自民党」をどう具体化、具現化して国民に示し、主張する理念、信条、思想、政策を具体的に実行に移して、自ら特技という人の話を聞く、国民の意見を聞いて国民に寄り添った政治運営、政策実現を実行していくのかが肝要で問われている。
(6)人事配置面での問題はある。今はもう少し余裕をもって岸田首相、内閣の評価を見定めることが必要だが、国民が判断、審判する衆院選はすぐ先だ。
(2)ネックは岸田総裁、首相による党役員、内閣人事への国民の不満、不信、不安が影響していることは十分考えられる。安倍、麻生陣営に配慮した影響力のみられる人事で岸田首相が政権運営、政策、理念で独自のイニシアティブをとれるのか不満、不信、不安の岸田内閣支持率49%というところだ。
理念、信条、政策表明では「生まれ変わった自民党」を示し、成長と分配の好循環、富の再分配、経済再生を目指すと言っているのだから支持が集まってもいい内容だ。
(3)問題は岸田首相の実行力、実現力であり、金銭授受疑惑で安倍元政権の経済再生相を辞任した麻生派の甘利幹事長に安倍元首相の強い保守思想に近い高市政調会長の自民党布陣で安倍、麻生色の強い影響力の政治、政策の懸念は強い。
岸田内閣でも脱原発の河野前行革相、再生可能エネルギー転換推進の小泉前環境相が閣外に去って、エネルギー政策であらたな首相秘書官、政務官人事がらみで原発回帰が取りざたされている。
(4)国民の不安、不信、不満は随所にみられる。しかし人事が問題だとすれば、岸田氏を総裁、首相に押し上げた支持勢力を無視できずに人事面で配慮、考慮することはやむを得ないことであり、総裁、首相に押し上げてもらってあとは知らないというのもできない話だ。
そういう意味でも今回の岸田内閣支持率49%は、高くもなく、低くもない(it's neither high nor low)というこれからの岸田首相の出方の様子見の気の利いた国民判断ということも考えられる。
(5)あとは岸田首相、総裁が「生まれ変わった自民党」をどう具体化、具現化して国民に示し、主張する理念、信条、思想、政策を具体的に実行に移して、自ら特技という人の話を聞く、国民の意見を聞いて国民に寄り添った政治運営、政策実現を実行していくのかが肝要で問われている。
(6)人事配置面での問題はある。今はもう少し余裕をもって岸田首相、内閣の評価を見定めることが必要だが、国民が判断、審判する衆院選はすぐ先だ。