潮風の香りが街の中を通りすぎる堺東に来ています。堺市民会館でのチューリップ40年コンサートです。午後4時すぎにホールに入りますと、すでに立見のオーディエンスが1階最後列うしろを取り囲んでいました。ホール入口まで石段の長い階段が続くかなり歴史を刻んだホールです。
午後4時30分に間を置かずにチューリップの5人がステージに登場してコンサートはオープニングです。ステージ向かって左からオフホワイトの無地シャーツの「昔、シュンと呼ばれていた男(財津さんのメンバー紹介、以下同じ)」安部俊幸(G)、深紅の無地シャーツの「昔、タッチーと呼ばれていた男」姫野達也(G V Pf)、赤地に霜降りのシャーツの「昔、ガーリーと呼ばれていた男」上田雅利(Ds)、グレーの両胸にふたポケットのついたシャーツの「昔、ジミーと呼ばれたかった男」財津和夫(V G Pf Harmonica)、ベージュシャーツの「昔、宮城くんと呼ばれた・・・男」宮城伸一郎(B)です。
今日はオープニング前のホリゾンタル(horizontal)スクリーンに「tulip」のロゴマークがなぜかありません。ホールの音響効果はかなりシンプルに構成されて、聞き取りやすくなっています。
「セプテンバー」の後、財津さんはそのまま宮城さんのスタンドマイクの前に立ち(宮城さんは財津さんのスタンドマイクに移動)姫野さんの「ここはどこ」の歌に合わせて派手なアクションを交えてマイクを握りながらしばらく歌う「ふり」をして見せました。チューリップの4人がステージ横一線に並んで絵になりました。随分とコンサートを楽しんでいるようです。
ホールの音響効果がシンプルでよかったこともあり、財津ボーカル、チューリップサウンドの迫力がホールによく伝わってさらに増した効果がありました。「新しい地球を作れ」もメリハリのいいパワーサウンドに仕立てました。安部さんのギターギグもところどころでちょっと変化、あたらしいアドリブで聞かせます。
40年コンサートをチューリップの5人だけで演奏し、歌い、コーラス、ハーモニーをつける高い音楽スキル、実力に裏打ちされたサウンドを自由自在に楽しんでいるのがよく伝わってきます。
財津和夫。「今日は、満月ってみなさん知っていましたか。満月というと荒々しい狼男を思い出しますが、チューリップが歌っている歌はだいたいが草食男子はじまりみたいな歌で、優(やさ)男といえば聞こえはいいですがなんか弱々しい男ばかりです。
狼男なんてとんでもない、うさぎ男子です。」
15分の休憩のあとのオープニングの「the halo」、「ブルースカイ」と財津さんの厚い強いボーカルがホールを圧倒して、「青春の影」も説得力のあるすばらしい楽曲になりました。
アンコールでは「銀の指輪」の間奏で姫野さんがいつもと違ってまずはステージ向かって左側へギターを抱えて走り出して、いつもとは逆回転のステージ走りとなりました。いったんステージを降りた財津さんがアンコールの歓声に、ひとりステージそでの幕間からちょっと顔を出してちゃめっけたっぷりにホールをのぞき見しています。
アンコール2曲目は、ここしばらく演奏していた「あの娘は魔法使い」ではなく、当初の「私のアイドル」に戻って、そのあとの財津さんのリッケンバッカーの光るギターにはこの曲のイメージがよく合っています。「ギターを抱えた姿がとても素敵だった」。
今が一番いいチューリップサウンドとしては、多分人気絶頂期の若いチューリップのホールの雰囲気はこんなのだったのではないのかと思わせるような、今日のステージとホールの音の圧倒的な一体感です。
多分、チューリップの5人も十分当時を「ほうふつ」とさせる若いステージバージョンを楽しんでいたことでしょう。
「魔法の黄色い靴」では、財津さんがホールに向かって「今日、誕生日の人は」と語りかけて「今回のツアーで初めての試みです」と言って、「誕生日の人にみんなでこの歌を贈ります」と途中姫野さんにボーカルをとらせて歌い切りました。
チューリップにとって40年コンサートは、思い出を沢山つくる、巡礼の旅、心の旅であったことは、ステージのチューリップの5人を見ていると間違いないことでしょう。
午後4時30分に間を置かずにチューリップの5人がステージに登場してコンサートはオープニングです。ステージ向かって左からオフホワイトの無地シャーツの「昔、シュンと呼ばれていた男(財津さんのメンバー紹介、以下同じ)」安部俊幸(G)、深紅の無地シャーツの「昔、タッチーと呼ばれていた男」姫野達也(G V Pf)、赤地に霜降りのシャーツの「昔、ガーリーと呼ばれていた男」上田雅利(Ds)、グレーの両胸にふたポケットのついたシャーツの「昔、ジミーと呼ばれたかった男」財津和夫(V G Pf Harmonica)、ベージュシャーツの「昔、宮城くんと呼ばれた・・・男」宮城伸一郎(B)です。
今日はオープニング前のホリゾンタル(horizontal)スクリーンに「tulip」のロゴマークがなぜかありません。ホールの音響効果はかなりシンプルに構成されて、聞き取りやすくなっています。
「セプテンバー」の後、財津さんはそのまま宮城さんのスタンドマイクの前に立ち(宮城さんは財津さんのスタンドマイクに移動)姫野さんの「ここはどこ」の歌に合わせて派手なアクションを交えてマイクを握りながらしばらく歌う「ふり」をして見せました。チューリップの4人がステージ横一線に並んで絵になりました。随分とコンサートを楽しんでいるようです。
ホールの音響効果がシンプルでよかったこともあり、財津ボーカル、チューリップサウンドの迫力がホールによく伝わってさらに増した効果がありました。「新しい地球を作れ」もメリハリのいいパワーサウンドに仕立てました。安部さんのギターギグもところどころでちょっと変化、あたらしいアドリブで聞かせます。
40年コンサートをチューリップの5人だけで演奏し、歌い、コーラス、ハーモニーをつける高い音楽スキル、実力に裏打ちされたサウンドを自由自在に楽しんでいるのがよく伝わってきます。
財津和夫。「今日は、満月ってみなさん知っていましたか。満月というと荒々しい狼男を思い出しますが、チューリップが歌っている歌はだいたいが草食男子はじまりみたいな歌で、優(やさ)男といえば聞こえはいいですがなんか弱々しい男ばかりです。
狼男なんてとんでもない、うさぎ男子です。」
15分の休憩のあとのオープニングの「the halo」、「ブルースカイ」と財津さんの厚い強いボーカルがホールを圧倒して、「青春の影」も説得力のあるすばらしい楽曲になりました。
アンコールでは「銀の指輪」の間奏で姫野さんがいつもと違ってまずはステージ向かって左側へギターを抱えて走り出して、いつもとは逆回転のステージ走りとなりました。いったんステージを降りた財津さんがアンコールの歓声に、ひとりステージそでの幕間からちょっと顔を出してちゃめっけたっぷりにホールをのぞき見しています。
アンコール2曲目は、ここしばらく演奏していた「あの娘は魔法使い」ではなく、当初の「私のアイドル」に戻って、そのあとの財津さんのリッケンバッカーの光るギターにはこの曲のイメージがよく合っています。「ギターを抱えた姿がとても素敵だった」。
今が一番いいチューリップサウンドとしては、多分人気絶頂期の若いチューリップのホールの雰囲気はこんなのだったのではないのかと思わせるような、今日のステージとホールの音の圧倒的な一体感です。
多分、チューリップの5人も十分当時を「ほうふつ」とさせる若いステージバージョンを楽しんでいたことでしょう。
「魔法の黄色い靴」では、財津さんがホールに向かって「今日、誕生日の人は」と語りかけて「今回のツアーで初めての試みです」と言って、「誕生日の人にみんなでこの歌を贈ります」と途中姫野さんにボーカルをとらせて歌い切りました。
チューリップにとって40年コンサートは、思い出を沢山つくる、巡礼の旅、心の旅であったことは、ステージのチューリップの5人を見ていると間違いないことでしょう。