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先週の日曜日、平松愛理のライブを半蔵門で観ました。
このライブは、
ソロデビュー35周年の集大成であり、
そして平松愛理さんがそのデビュー前に組んでいたバンド、
ERI&WANDERLASTの再集結ライブでもありました
何でも、
解散した日が2月2日で
スケジュールが抑えられる日が偶然同じ2月2日だったらしい
今年の節分は、
自分にとっては平松愛理さんの記念日に立ち会う日でございましたね。
勿論、
管理人はERI&WANDERLASTのライブは観たことがない
って言うかこのライブ告知で初めて存在を知りました
自分は、
小学生の時にCDTVで「部屋とYシャツと私」を聴いたのが初めてで、
家族人気も高かったので。
平松さんのライブを観るのはこれで3度目ですけど、
やっぱりファーストインプレッションが良いとリピートしちゃいますね(笑
興味が四方八方に飛び散ってて申し訳ないんですが、
自分は基本的に
"音楽自体の箱推し"的なトコロがあるので
これからもジャンルとかを気にせずシーンとかに縛られず、
気ままに自由にライブに足を運びたいと思っています。
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綺麗なお花。
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始まる前。
会場はTOKYO FMホール。
行った事ある人は分かると思いますが、
内装に歴史を感じるかなり昔からあるハコです
個人的には
Xにも書いてたけど
2010年代前半に好きなグループがよくここでライブをやってて
去年10年以上ぶりに再び来れて感動もした思い出のハコの一つであります
ステージが横長でどこからでも観やすいのが推しポイントですね。
一曲目は「Miss Very well」、
ギターの小気味良いカッティングが光る爽やかな一曲
メンバーは平松さん含めて全員還暦を迎えてますけど、
演奏自体はフレッシュそのものでした
あと、
ステージ真後ろのカーテンがキラキラ光っててそれも視覚的に良かったです。
歌詞で
「明日より若い今日という日は二度とは来ない」と歌っていて、
それも聴いててハッとするフレーズでもあった。
「こんにちはー!」と笑顔で挨拶し、
代表曲の一つである「素敵なルネッサンス」へ。
この曲はライブでは毎回披露してくれる曲の一つだけど、
このメンバーで聴くと潮風が漂うようなより涼やかなサウンドに聴こえた
ギターの音も本当綺麗で・・・
平松さんの歌唱もイキイキしていて時折ジャンプして歌うくらいだった
「笑顔の宝石」というワードにほっこりしつつ極上のポップスを心から楽しみました。
MC。
「ようこそお越しくださいました 平松愛理です」
「拍手があたたかい!」
と、
オーディエンスの反応にニッコリしつつ
音楽人生とファンに向けて〜という意味合いで歌った「戻れない道」がまた感動的だった
リスナーも自分でお金出して購入した曲だから自分の解釈で聴くと思うけど、
ミュージシャンの方が自ら違う解釈を混ぜて歌唱するのは中々珍しいですね。
聴きながら、
管理人もこれまでのレビュー人生を想いながら、
もう、戻れないよな・・・と感じて浸っていました。
サビのビブラートが兎角美しかった「あの日の忘れ物」
切なさを感じるミディアムナンバー「待ってもいいよ」をじっくり聴かせ、
39年前(!)のライブのMCをテープで流す粋なコーナーを挟みつつ
最大のヒット曲「部屋とYシャツと私」へ。
物心付いた時にはこれと「愛は勝つ」がよく流れてたイメージでした
で、
これがまた良かった。
ムーディなアコギの音色が心地良かったし、
マーチング風のドラムも…..
それに、歌詞に合わせて「大地」の時に激しくなる演出も粋だった
音源で聴いても大好きな曲なんですけど
ライブで聴くと本当に曲だけと向き合う事になるので
より物語的なこの曲は感動するというか泣きそうになりますね。
やっぱり名曲。。
からの、
神妙なムードで
思わず息を呑むようなシリアスな歌唱で聴かせた
シックなバラード「Roseの花束」がまたスゴかった。
全体的に張り詰めていて
泣きそうなくらいに繊細な歌声の放出はかなりクるものがあった
こりゃスゴい
芸術だわ・・・と改めてその才気に感動した瞬間でした
それとこういう息遣いで魅せる曲も早々無いよなぁ…と。
青い照明も美しい、
あでやかなAOR風のナンバー「BLUE MOON」
この曲ではWANDERLASTのメンバーのコーラスもまた心地良かった
それから、
去年の秋も聴いた近年の楽曲「白夜」
サビの美声とそのスケールにも魅了される一曲
歌詞で
「正しい答えいつだって 人の数だけ溢れてる」
「素敵な気分は偽りがくれたもの」と
前にも書いたけど、
初期の曲とは違ってかなりメッセージ性の強い曲になっている
けど、メロディやアレンジはきっちりと平松流のポップスに仕上がってます
逆に言えばこの「白夜」や後半の「北風と太陽」が良いバランサーの役割を果たしているとも言える。
で、
噴射した光が
アートみたく暗い会場に煌めいていた演出にもウットリした「Crescent Moonshine」
この曲ではいつになくロッキンなギターソロにも痺れましたね
ライブも終盤に突入。
6月のライブで会場限定のシングルCDとして出す!という力強い宣言も光った「北風と太陽〜エピローグ」
この曲もまたロッキンなバンドサウンドで聴かせる新しいイメージの楽曲
まあ、
3人編成とかだとまた印象変わるかもしれないけど。
この曲は、
北風と太陽の様に
どっちの考えに傾く自分でも良いんだよ。と
迷いすら飲み込んで前に進んで行かんとする
これまた今の平松愛理だからこそ打ち出せるメッセージソングでした
開かれたメロディで、
「絶望から生まれる希望」とか
「矛盾だらけでいいんだ」とか、
そんな風な歌詞が煌めくとっても素敵な一曲でした
頑張れない自分と頑張りたい自分が居たとして、いつも頑張れなくても
頑張りたい自分も居るからいいじゃない。そんな風な事を想えるような素敵な一曲でした
平松愛理さんは今でも、
新しい表現を探して前のめりに攻めてる事が分かってそれもグッと来ました。
「皆さん座ってる場合ですかー!?」と扇動し、
スタンディングでハンドクラップガンガン鳴らして盛り上がった「マイ セレナーデ」、
この曲聴いてる時、声若いなー!って純粋に感じてました
更に、
バブルの頃を思わせるキーボードのサウンドが堪らなかった「Single is Best!?」
「愛までも何故持ち逃げできる」というフレーズが沁みる中、
多少荒っぽい声で「ディンドディンドディンドディンドン!」って歌う様も格好良かった。
音源よりも、
ビートロック風なアンサンブルが気持ち良かった「青春のアルバム」
切ない歌詞が光りながらも疾走感にも満ち溢れたタマラナイ一曲でした
実は、
この曲は必ず演奏するだろう。と決め込んで移動中にリピートしてたので
「やっぱり!」としたり顔の管理人でしたね笑
しかしデビュー曲から完成されてますね。
この次、
タイトルが聞き取れなかったんですけど、
「Don’t Kiss Me a Goodbye」みたいな・・・多分間違ってるかも(汗
それはさておき、この曲SHOW-YAですか!?って感じるくらい
その当時の王道のガールロックに仕上がっていて結構ビックリ
平松愛理さんも
銀色のキラキラした衣装を上から着て
本当バブル付近のロックショーを観ている気分でした
激しいギターソロにシャウトまでかまし、最後はステージに転がり込む平松さん
パブリックイメージなんて知るか!ってくらいのパフォーマンスに痺れた一幕でした・・・!
最後は、
お客さん全員に「応援してます。」と逆にメッセージを投げかけ、
「パープルフェザー」という前の曲と同じくERI&WANDERLASTのオリジナル曲で終了
「変わらないでいて」と心を込めて歌唱してくれたジーンと来る一幕でした。
アンコールも敢行。
「一生忘れない日です。」と感慨深く語り、
ギターのカッティングも最高に気持ち良かった「La La Smile」で真のフィナーレ
オーディエンスみんなで「ララララ〜♫」と大合唱するこの曲
最高のグッドメロディとシティポップの様な雰囲気に乗せて
「笑えば幸せは来る」と高らかに歌う、
とってもハッピーになれる様な素敵な名曲でございました
そのシンガロングにサムズアップポーズで返し、
「みんなサイコーです!」と嬉しそうな平松愛理さん
今思い出してもハピネスというしか無い素晴らしい空間でした。
最後の最後は、
一人残って「山も谷も一緒に越えてゆきましょう!」と投げかけ、
平松愛理さんの人柄そのものの様なライブは閉幕したのでした
平松愛理さんのライブ、想定以上に楽しいので
そういう意味でも少しでも気になったら行ってみるべきだなぁ、とか。
ありがとうございました!
1.Miss Very well
2.素敵なルネッサンス
3.戻れない道
4.あの日の忘れ物
5.待ってもいいよ
6.部屋とYシャツと私
7.Roseの花束
8.BLUE MOON
9.白夜
10.Crescent Moonshine
11.北風と太陽〜エピローグ
12.マイ セレナーデ
13.Single is Best!?
14.青春のアルバム(ERI&WANDERLAST ver.)
15.Don’t Kiss Me a Goodbye(うろ覚え)
16.パープルフェザー(表記適当)
17.La La Smile
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平松愛理さんの今後は、
6月に東阪ツアーを開催
そこで先述の「北風と太陽」のシングルを会場限定で発売
更にインタビューによると来年にはニューアルバムも出したい。と
精力的に活動していくみたいです
東京は
大手町三井ホールという
LINDBERGもよくやっている個人的に大好きなハコで開催されるので
チケットが取れたら是非行きたいですな
実は、
このライブも発売日に即完しまして
先行でチケット当選してなければ危なかったんです
今でも根強いファンに支えられてる平松愛理さん
またその幹の一つになれたら嬉しいですね。
取り敢えず、
今回歌った曲をまたCDで聴こう。かなり幅広い時期からの選曲でしたからね!