サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

TRICERATOPS「あのねBaby」の歌詞について

2017-03-02 | お気に入りの楽曲










涙を恐れて言わないなんて 愚かだね
気持ちがあれば拙くたって言葉になるもの


幼稚な歌詞でも 僕は歌にするんだ



最近、よくアルバム「WE ARE ONE」を聴いてるんですけど、
そのトップを飾るこの曲は本当に素晴らしいなあ。。と聴くたびに感動しています。

まず・・・
「幼稚な歌詞でも僕は歌にする」っていうのがいいですね
自身の実力不足や他人との比較で自分を卑下したり誰かを持ち上げたりっていうのははっきり言って“逃げ”だし、「言い訳」じゃないですか?
なんでそこで、「幼稚かもしれないけど、俺は(私は)やりきった。気持ちを吐き出した!」ってならないのかが不思議なんですよね
誰かと勝負する為に表現活動を行ってるのか、それとも本当にお前がやりたくてそれをやってるのか?って話じゃない
その点で言うと、「幼稚な歌詞でも歌にするんだ」と泥臭く歌うこういうフレーズは本当に堂々としてて格好良いと思います
他人の目線やあーだこーだを気にするよりも、とにかく「俺を出すんだ。」っていう。そういう気概が伝わって来て大好きな歌詞の一つです。

また、お気に入りなのがこのフレーズ。



いつでも伝えるね
君がいるのは当たり前じゃない



人は慣れてくると感謝や敬意を忘れがちです
ただ、当たり前のようにあるものでも、当たり前に存在しているものなんて何もないんですよ
表現作品ひとつとっても様々な手間暇や努力の上に生まれているものですし、
人と人との付き合いだって誰しもが「面倒くささ」を乗り越えてそこに存在しあってる訳で(仕事とかね)、
本当ならそういう「ありがとう。」って気持ちは節目節目だけではなく、いつも持っておかなくちゃいけないものなんです
例えば、このブログを毎日見てるような人だって全然「当たり前」じゃなく、毎日見る、という「選択」の上に成り立っていて
そういう事を忘れちゃいけない
家族だったり色々な人に対する敬意を忘れちゃいけないと思うんです

それを、この曲ではサラッとしたドヤ顔風の歌い方ではなく、かなりマジに熱く歌ってるわけです
そこにまたグッと来るというか、自動的に存在しているものなんて何一つなく、生きるだけでもみんなある程度のハードルを乗り越えていて
そういうトコロに対する「想像力」を忘れちゃいけないよ。ってことを歌っている歌だとも思うのです
あのねベイビーっていうラフなタイトルも、
そのぐらいの距離感でいつも感謝したり頑張ろうよ。という問い掛けにも感じれて
もう何もかも取っ払っちゃって素直に感じたままにやってやれよ!っていう・・・・・。
心理的抑圧に関してのアンチテーゼみたいな曲にも思えるんです
そこが大好きです。って言いたくなったので改めて書きました。








稚拙でも、それが自分なんだから、誇りをもってやっちゃえよ。
それがあるのが「当然」ではないんだから、いつだって感謝しようよ。
という、
ある種普遍的な事柄でありながら、
確かに胸に響くメッセージをラフにポップに歌い上げるこの曲は、ライブで定番曲になるのも頷ける位のキラーチューンだと。
そして、書いてて思いましたが、最近トライセラのライブに行けてないので20周年の今年は是非行きたいです。
個人的にはブロガーさんとかにも聴いてみて欲しい一曲です。やらなきゃ何も変わらない。