サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

青のフラッグ 第5話 感想(ジャンプ+掲載)

2017-03-01 | 青のフラッグ












伊達さんがあんなに怒ったのは、同性愛者であることも関与してるらしい
ついでに言えば、トーマもまたそんな伊達さんと同じ同性愛者っぽい・・・という事で
ただでさえ複雑な恋愛模様が、更に複雑になってしまった感があります
そりゃそうだよな、
伊達さんの激高なんて「はあ?」って思うくらいアレなものだったんだよな
あれは嫉妬のような、それでいて自分の想い人に余計な傷をつけさせない為の文字通りの「保護」だったのかもしれないな

ぶっちゃけ、2話までは「これジャンプでもやれるわ。」って思ってましたが、
ここまでくるともう本誌じゃ絶対無理なセンシティブな漫画になってますよね
まさか二人とも同性愛者だったとは。。
「とらドラ!」読んでたと思ったら、
「ハチクロ」になっちゃったような、
いや、厳密にいえばそれらよりも更に歪な、アマルガム以上にリアルで歪な(笑)問題が描かれてる訳ですけど・・・。

ただ、自分が異性を愛するかなんて、同性を愛するかなんて、自分自身で決めるようなことじゃなく
気付けば勝手に決まってるようなものだと思います
好きなら好きだし、
嫌いなら嫌い、
ただそれだけの事なんですよね
槇原敬之の「軒下のモンスター」なんですよ要は。

伊達さんの悟りきったような表情と、トーマの紅潮している表情が対照的ではありますが、
これはいよいよもって物語がどう転ぶか分からなくなって来ましたね
「叶わない恋愛」というテーマをベースに、
同性愛というスパイスも絡めて来た唯一無二の恋愛漫画「青のフラッグ」、
本格的に面白くなってきた(や、初回の時点でも十分面白かったんですけど)印象なんで、
色々な意味合いで、本当に色々な意味合いで(強調)注目していきたいトコロです。


ところで、太一と空勢さんが仲直りしました
太一としては、これ以上努力しても傷付けるだけかもしれないし、
なにより「自分と仲がいい」とプッシュされることを嫌って無理やり離れようとしたわけですが、
そこは空勢さんの想いが勝りましたね

「友達でいたい」

・・・なんて、健気で、いい子なんだろう。
本当、この子がいるだけで漫画の雰囲気が本当に楽しくなるというか、明るい気分で読めるのね(笑
ある意味誰よりも純粋で、その分誰よりも無防備で、だからこそいとおしくなる最高のキャラクターだな~、と確信しました
太一の、離れようとした気持ちも理由を考えると理解出来るし、逆にいじらしい気もしてそこもまた好きですね
何より、やっぱりこの二人が絡んで作り出すドラマは、ホントに青春の雰囲気ど真ん中で、
それに触れていると本当に堪らない気持ちになるんですよ。
改めて書きますけど、
やはりこの漫画の面白さは本物だと思う
偏見を捨てて、素直な気持ちで読んで欲しい。と切に願う
空勢さんの信じられないレベルの可愛さ、太一の頑固ながらいじらしくもある心情、そんな二人が織りなすとびっきりの青春、
そして、そんな二人に(純粋な)想いを寄せている複雑な状況の伊達さんとトーマ、、、と
より面白く、オルタナティブな漫画になって来た印象で素直にワクワクしています
怖いので他の方の感想は正直読めないのが本音なんですが(笑
コツコツ応援していくつもりなので、
隔週掲載になっても当ブログの感想もよろしくお願いします。











それにしても、KAITOさんの漫画はビックリするぐらい「読みやすい」ですね
今週もさくさくと、さらっと読めちゃった上に深みも雰囲気もキマってて相応の凄みを感じました
そういうネームの読みやすさと気持ちの伝わりやすさは間違いないこの方の武器だと思います
まだ全然ストーリー追うの間に合うと思うんで、ぜひジャンププラスのチェックよろしくお願いします
俺はKAITOさんにずっと付いていくつもりです。