人は一人
逃れようもなく
だから先生
クスリをもっとくれよ
うーん、
何から書いたらいいんだろう・・・。
ちょっと前に自分で自分を見限った期間があったんです
あったというか、それは今もですかね
別に自死とかは考えてないですよ
考えないのには理由があって・・・
や、ちょっとは考えたとは思います、でも、結局はただの安直な逃避願望で毎回終わるんで。
前にも書いたけど自分はメンタル弱い割には物凄く大食漢なタイプなんですよ
基本的に今まで自分が出会って来たメンタル弱い系の人は食欲も無い人が多かった
しかし自分の場合その真逆で常においしいモン食べたい。と考えるタイプなんで、
ある意味それが良かった・・・んですかね。
加えると、
割と色々なものに興味持つタイプなのも大きくて
趣味の幅もそれなりに広い方だとは思うのでぶっちゃけ「好き」というエネルギーも大きいんですよ
それがなきゃ今頃とっくに死んでると思いますよ(笑
それが真剣に考えなかった理由だと思う
ただ、
何だろう・・・
この先「自分が」幸福になるだとか、
満たされる~っていうビジョンが全く描けなくなってしまったんです
そこからは基本的に一度も(精神が)浮上する事なく今に至ります
大体今月の中旬くらいですかね
その時、
自分が若い頃観てたこの世の地獄なんて実は大したことなくて、
自分の中の可能性の大体が肌で理解出来てしまった今の方がよっぽど辛い、って感じたんです
だから今は出来るだけ水面下で、誰よりも慎ましく生きる事を目指してたりしますね。
で、前置きが無駄に長くなりましたが、シロップの全曲レビューの話です。
前のブログでやってたものがもう何年も止まりっぱなしなのは自分でも気になってましたが
やっぱりどうも今全く触れてもいないブログに新記事をUPするモチベが浮かびませんでした
正直読者数がもう相当違うので・・・。
それと同時に、
あのレビューは大体20代の頃の・・・
まだ人生経験が浅い頃に書いてたものが殆どなので、
あれはあれで一旦終わりにして、
30代半ばの今の自分の感性でもう一度新しく始めたくなったんですよね。
少し前までは、
「せっかくあそこまで書いたのに~」とか 「ここまで来てやり直し?」って感情がありましたが、
件の日々をきっかけに“今の自分が感じてる失望感はあの頃の比ではない”とはっきりと思えたので、
もう開き直って「旧syrup16g全曲レビュー」として新しくスタートさせる事に決めました。
旧っていうのはもちろん解散する前の楽曲という意味で、今やってる新は再結成後の楽曲、という意味です。
もうsyrup16はどうせ死ぬまで聴くし、
もうブログだって死ぬまで続けるだろうし(笑
あんま関係ないかな、って。
この曲を始まりの曲に選んだのは理由があって・・・
最近、どうも自分の感性は他人とは違う。って感じ始めたんです
それも、所謂天才とかじゃなく勿論悪い意味で、ですよ。物凄くね。
具体的には、
どうでもいいトコであまのじゃくだったり、
ちょっとした感じ方の違いに距離感を覚えてしまったり・・・
こりゃどうも、
「自分と言う人間」そのものが他者には通じない出来損ないのものみたいだ?と
考え過ぎかもしれませんが、
そう考えざるを得ない出来事が多かったんで、
まあ率直にそう思ったんです
そう・・・
決めつけてからはちょっと辛かったんですが、自分で自分を見限るとちょっと楽になるのも事実で。
だから、
この曲が最終的に結論として出している「人は一人」ってフレーズが、
あの頃よりも・・・心の底から共感出来たんですよね
もう自分と言う存在そのものが“どう仕様もないもの”だとはっきり分かったので。
しかも、経験により、それが努力とかでは補えないものだって事も、もう分かってしまったので。
なので、
「逃れようもなく」ってその後に続くフレーズにも頷いてしまうし、
だからクスリ=夢中になれる中毒性のある何かをくれ、って願望にもシンパシーを覚えてしまうし。
要するに、今の自分はまんまこの曲の状況である。と数日前に本気で感じたんです
そういった理由で再スタートの一発目としてこの曲を持ってきました。
昔の全曲レビューはファンの評価とかも織り込んでたんですが、
今はもうそういうのもどうでも良くて、どんどん「個人的な」印象だけを綴るものにしていきたいと思ってます
だって、一人一人感性なんて違うじゃんね。
その十人十色の中の一つのパターンでありたい、って方針ですね。
初っ端から長くなりました
この曲に関しては個人的には最初のよりも、
やはり「delayedead」に入ってるバージョンの方が好きです
理由は・・・やはりイントロの出来、ですかね(笑
Cメロの時の五十嵐さんのギターも大好きです
昔は、
「ここは怖いね」の本当の意味を分かってませんでした
何度も何度も満たされる事に挑戦して今の荒野が拡がってるのを見て、
その本当の意味合いを味わいました。まあ、一言で“幸福は永遠じゃない”って事ですね。
演奏だけ聴けばただただ格好良くてサビのメロディもスケール感たっぷりの気持ちの良いロックナンバー、
でもそこに乗せる歌詞が地獄そのものな事で生まれる緊張感と切実さが堪らない名曲、です。