サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ひかりのなかに「ブルーユース」「夏休みのテーマ」「タイムマシン」「ムーンライト」4か月連続シングルの感想

2021-02-09 | デジタルシングル







最近好きでよく聴いてるバンドひかりのなかに
去年「トーキョー最前線」って作品の感想をこことアマゾンで書いたんですが、
実はそれから配信オンリーでちょこちょこ作品は出してて・・・
いわゆるデジタルシングルってやつですね
先週書いた通り、
先週spotifyのプレミアム会員になって色々聴けるようになったので、
直近で新譜も出た良い機会なのでまずはその前にこの4つのシングルに関して感想など書こうかな、と思う。






凄い短い曲
2分以内で聴けてしまうっていう。
でも、
別にパンクみたいな曲ではなくて(疾走感はあるけど)
一応しっかりとした歌のフォーマットはあるんですよね
あるけど、
一回目のサビが終わったところでそのまま曲も終わる~っていう
ある意味斬新っちゃあ斬新な曲(笑
若さ全開ですが、
「愛したいものほど疑い深いんだ」というフレーズが年不相応な感じで素晴らしかったり、
サビの歌詞も一面的ではない複雑な心境を衝動剥き出しで歌ってたり・・・と
勢いだけではない深みみたいなものも感じられるのが尚好きな一曲ですね。





多分この中で一番ポップな曲・・・かな?
「夏休み~」もポップですけど、
この曲が一番外向けの楽曲に感じるというか、
結構名刺代わりの一曲として作られてる感じはします
実際、
この間の深夜のラジオでこの曲掛けてたあたり自信作っぽいです。

この曲はメロディがきれいなのと、
歌詞が、
どこか内省的といいますか、
葛藤してる心境を美しく歌に仕上げてる気がします
サビの流れるようなグッド・メロディは聴いてて気持ちが良いし、
歌詞の内容もそれなりに生きてて色々な事があった人なら理解出来るものになっていると思う
他の曲よりもややスケール感がある印象は「はやぶさ」に通じるものがあるかも、です。





「濃さ」で言うなら、
多分この中で最も「濃い」曲だと思われる
曲調やアレンジもバリバリのロックンロールで格好良い
ただ・・・
歌詞の内容が衝撃的でしたね
衝撃的って言っても他人の話題を惹く狙いでの衝撃性ではなく、
結構・・・ダメ人間の思考、というか(笑
要するに、
もう現実は嫌になったから、
空想や妄想、良かった過去への旅に一人きりで出よう~っていう、
完全なる「現実逃避」の楽曲に仕上がってるんですよ
そんで、
この手の楽曲は最後の方に必ずポジティブな方向に持っていくものなんですけど、
それもないので・・・否、それが無いのが「逆に」良い気はしますね
逃げる時はとことんまで逃げる
もう一度戦える気力が戻るまできっぱりと現実逃避をやり遂げる。
個人的に最近この曲を聴き込んでて気持ち救われてた部分もあっただけに、
特にお気に入りの楽曲かもしれません。。

あと、開き直って「邪魔しないでよ」と思い切り歌ってるのが良いんですよね
世の中いつの間にか「正しい感情/行動」しか認められないムードになって来ているだけに、
正しくない、けど、必要な想いをしっかり歌い切ってるのが素敵だと感じました。





ひかりのなかにを知った曲です。
この曲は、名曲だと思う
賑やかなホーンのアレンジ、爽やかな演奏、
サビで往年のポップスのようにキラキラと光るメロディ・・・
歌詞の内容も誰しもにとっての青春というか願望?が歌われていて、
その方向性もさることながら楽曲全体のクオリティも半端ないな、と感じる一曲
正直イントロの時点で既に完成されてる曲にも感じますね。

(この中で)一番好きなのはタイムマシン・・・と言いたいトコですが、
この曲も甲乙付け難いんですよね
なんせ「出会いの曲」ですからね
簡潔なタイトルも好きですし、
情景描写や詩的な表現、内側に眠る感情の吐露など、
なんていうんでしょう・・・青春時代に於ける恋模様の理想がめいっぱい詰まってて、
聴いてる身としても妄想やドラマに耽る事の出来る(楽曲の持つ)エネルギーが大好きですね
何より凄いのはこの曲がメジャーデビューして早々に出来ているという“事実”です
はっきり言ってタイミングとかが合えば普通にヒットとかしてても不思議じゃない、
それくらいヒット曲にも成り得るレベルのソングライティングに感じた一曲なんですよね

個人的には、
SHISHAMOの「君と夏フェス」とかが好きならこの曲も(たぶん)好きかもしれない
まだメジャーデビューして日にちが経ってないバンドですけど、
ヤマシタカホさんにはシシャモの宮崎朝子さんクラスになれるポテンシャルも感じます
それくらい激推しな楽曲、ジャケット見てたら飲料水のCMソングにどうですか?と(笑
この曲がきっかけで、
その後既発のミニアルバム2枚買ったり情報を追うようになったので・・・
そういう意味では既に思い入れの強い楽曲ではあります
新人らしからぬ出来栄えを感じた一曲、ですね。








ひかりのなかにのルーツを探って行くと、
結構自分の聴いて来た音楽と似通ってるんですよ(エレカシや銀杏など)。
なので、最近のバンドなのにどこか馴染みやすいのはそういうのも加味してるのかも、とか。
それと「トーキョー最前線」でも感じましたが初期のランクヘッドにも通じてる気がするんですよね
そういう意味合いでも“往年の邦ロックの意志を継いで鳴らしてるバンド~”って感じもしました。
兎に角、勢いもリスペクトも両方あって最近とみに大好きでお気に入りのバンドですね!