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スノウの過去。/ノケモノたちの夜 第69夜「最後の手掛かり」

2021-02-10 | ノケモノたちの夜








今週はスノウの過去でした。
結構・・・
最初から読んでた身からすると、
ウィステリアを救ったのはあくまで(洒落じゃないよ)マルバスであり、
スノウはどっちかって言えば(初期は)敵だったイメージの方が強いんですよね
 でも、
今週の内容を読んでみると、
本当はマルバスと出会うずっと前から、
ウィステリアを救う為に頑張ってたんだよなあ。。とか感じました

ウィステリアが本当の本当にピンチだった時、
傍に居て彼女を救ったのはマルバスである事実は消えませんけど、
ただ、
スノウがウィステリアを救いたかった時は
スノウはまだ子供だったから自分を売る事しか選択肢が無かった訳なんですよね
そう考えると、
「そうなってしまった」のも情状酌量の余地があるというか、
まあ端的に書いてスノウ自身もまた子供だったから色々な意味で力量不足だったんでしょう
なので、黒い悪魔が吐露した心情も全部が全部嘘っぱちでもないのでは?とか思っちゃいましたよね







でも、
ドス黒い感情も人間にはあるけど、
割り切れない表向きの感情もありますからね
よく本音とか本心とか言いますけど、
正直それもまた感情の一部でしかないって思うんです
表向きの感情が嘘かって言ったらぶっちゃけそれも別に嘘ではないよね
例えば、仕事場であの人のこういう所は心底嫌いだわ、とか思うけど、
その人のやってる事の全部が悪だ~なんて思わないでしょ
そう・・・
スノウは、
一番肝心なトコはマルバスに託した
先述の通り、「俺が救うはずだったのに~」っていう気持ちももしかしたら本音かもしれない
でも、あんな風に素直に頼るって事は、どこかでマルバスを認めてなきゃ出ない言葉だと思うんですよ
スノウの性格上、
“一番苦しい時に守ってやれなかった”という懺悔にも似た想いも持ってるかもしれないし・・・。







いずれにせよ、
シトリの“絆ぶち壊し計画”は頓挫した模様
ウィステリアは兄を目覚めさせる頃まで我慢をして必死に生き抜き、
スノウもまたウィステリアが誰も見捨てない事を信じて「もう一度」自分の身体を売った
そして、
マルバスも・・・
ウィスとスノウの異変に気付き、
「もう一度」新しい契約を交わしてみんなを救おうとしている。。

ただ、
他人も絡む救済なので、
ウィステリアは再び対価を払わないといけない
既に視力を失っているのに、
また何かを払ったら、
ウィステリア一体どうなっちゃうんだろう・・・?って不安の方が正直大きい

・・・でも、
「それ」を一切の躊躇なく、
真っ直ぐな瞳で言い切れるウィスの姿に感動してしまう自分も居ます
先週号も次回読むの(実は)怖かったのに、
今週号も次回読むのちょっと怖いですね・・・
しかしここまで見守って来たので、
シトリをぶっ飛ばすトコまで期待して次回以降も読んでいきたいですね!
揺るぎない絆が半端な悪意を吹き飛ばすシーンが、見たいです。







個人的には、
今週でスノウとマルバスの「和解」を何となく感じました。。
それが何よりもジーンと来たので、今後は「そこ」にも注目です。