サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

尽くした分だけ。/青年少女よ、春を貪れ。 第八話「あの日、何があったん?」

2021-02-25 | 山田シロ彦








まあでも、
人間って基本的に(ある程度の)見返りは求めますよね・・・
千鶴さんは本気で結婚を意識させようと頑張ったし、
気合入れてデートにも誘ったし、
更に言えば愛情を求めてセックスも望んだ訳ですよね。
その全部が徒労に終わった・・・?となると最後のアレも納得出来る気がする

事情はある。
事情はあるけど、
千鶴さんはいつだって真剣だった
真剣だったからこそ、自分の想いに応えて欲しかった
っていうか、
もっと言えば、
自分優先で考えて欲しかったんじゃないかな?とは感じましたよね
今生きてるのは自分で、
今付き合ってるのも自分。
思えば先々週の行動はハッパ掛けてたのかもしれない?とかちょっと思いましたが、
ただ千鶴さんからすれば一世一代の大勝負しかけたのに死んだ恋人に夢中になってたら・・・
色々考えちゃうというか、
ちょっと気持ちが冷めてもおかしくはないよな。




悠長な事言ってると・・・?



もっと突き詰めると、
千鶴さんが欲しかったのは勝之の「本気の想い」だったのかもしれない
よくよく考えてみると結婚後回しにして死んだ彼女の尻追いかけてる時点で、
もう既に千鶴さんは敗北してたのかも
敗北を悟ったのかも
本当は、
過去なんて切り捨てて、
自分だけを愛して欲しかったのかも・・・と考えると、
冒頭に挙げたセリフもちょっと皮肉にも聴こえるような・・・そんな感じがします。

“感じの良い人”っていうのは、
軋轢を避ける為にそうしてるきらいも多々あって、
本当は心の底にドス黒い感情抱えてるパターンもありがちなので。
おみやげを全部かなぐり捨ててたのはビックリしましたけど、
本心では、
結婚を真剣に考えて欲しいと態度で示したのに、
平気で死んだ彼女のトコ行くんじゃねーよ。くらいの気持ちはあったのかも
それも全部想像ですが・・・
でも、
抱えてる感情は相当重い気がした8話目でした。

というか、
既に16話くらいいってる感覚でしたが、
まだ8話目なんですね。期待以上に濃密な作品に仕上がってていちファンとしては嬉しいです♪
次週はセンターカラーなのでもっともっと人気が出る様にプッシュしていきたいですね。








ただ、
勝之のやってる事も「正義」ではある
本当に隠蔽された事件があるなら暴く義務はあるとは思う
しかもそれが元彼女のことなら、尚更夢中になってしまうのも無理はない
現実的にマジであの4人には「何か」がありそうですし・・・
でも、
千鶴さんが「いつまでも」待ってくれるかどうかはまた別の話、、、な気がします、ね。



元来のアレ。/君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第49話 感想(ヤングジャンプ2021年13号)

2021-02-25 | 君のことが大大大大大好きな100人の彼女
可愛い。








でも実際アレですよね、
性格替えて誰かに愛されたとして、
それ結局他の人が愛されてるも同義ですよね・・・
こういう唐音も正直可愛いしギャップ的に面白いと思う
だとしたら「元々あった人格は何だったんだ?」という事になってしまう
本当にそこにあるべき人格が肯定されないと本当に愛された、という事にはならない
っていうか今の唐音をストレートに認めてしまったら、
ツンデレの唐音を否定するも同義なんですよ
それが恋太郎及びファミリーは嫌なんじゃないですかね、、、多分。

しかし、
先述した様にギャップ的に面白いのも事実(笑
逆に言えば今まで徹底的にツンデレ及びゴリラキャラの印象植え付けられてたんだなあ、って思う
ただそれも・・・慣れて来たらきっと物足りなさのが上回るだろうなあ
ギャップって本家あってのギャップだもの
このままおしとやかだったら、
いつの間にかギャップすらも感じられなくなって唐音自身が消えてしまうんでしょうね、精神的な意味で。







しかし、
一度失ってしまったツンデレを取り戻すのは難しかったらしい
試行錯誤・・・
試行錯誤っていうか、
今週はほぼほぼイチャついてただけでしたが笑
ベッド上の茶番劇とか、
完全なる不健全対策とか、
色々滑稽で楽しかったんですが、
不健全対策に関して言えば逆にモザイクの所為で不健全に見える気もしますね
具体的に書くとだんこ・・・おっと、誰か来たようだ(何)
そういう、
メタファーによるエロシティズムの追及もまた秀逸な話数に仕上がってました
っていうかこれ疑似セックスじゃ


・・・ごほん、
失礼しました(土下座)。
最後はお風呂にてイチャラブ百合模様でしたが、
羽香里のエロテロリストっぷりにあの親ににしてこの子あり!とはっきりと思いました
真剣な前振りからのアレだったんで、その意味でも面白さ倍増でしたね
いつの間にか唐音も楽しんでるじゃん。。と感じつつ(笑
健全を謳いつつ、
不健全に振り切っているというシニカルな内容が実に最高な49話目でした。。
最後に恋太郎が何か閃いたっぽいので、次号はそれに期待ですっ!








今週は、
完全にエロと笑いに振り切ってたので、
かなり読みやすかった・・・
いつもの凝りまくってる演出多めの回も勿論面白いですが、
これくらいシンプルにニマニマ出来る話数も正直結構イイな。とか思いました
にしても冒頭に引用させてもらった唐音のセリフは男のロマンが詰まってますなあ(笑顔)。