サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

何の為の。/青年少女よ、春を貪れ。 第七話「千鶴さん、おれ」

2021-02-13 | 山田シロ彦








結婚・・・
そうですね
確かに今の勝之は「結婚の為の結婚」になってると思う
結婚の為の結婚と、
本当にしたくてする結婚っていうのは違うから・・・
そういう意味だとそれなりに深刻な問題ではあるかもしれない。

正直、
「結婚しなくちゃ・・・!」っていう感情があるじゃないですか
でも冷静に考えるとそれって結局世間的な体裁だとか最低限の自尊心の構築の為の作業というか。
個人の感情を考えると矛盾した行為ではあるんですよね
それに加えて、
勝之は優しいから、
自分の想いよりも他人への同情を優先させてしまうきらいがあったんですよね
それを見抜いて先んじて結論を出して来たのが今週の千鶴さんでした。







結局、
「その人にとって何が幸福か?」っていうのは、
その人次第な部分が強いですからね
結婚の為の結婚になるくらいなら、
本当にしたい事をした方が良い。
千鶴さんも、
半ば同情に近い気持ちで切り出されることを察したからああいう言葉が出て来たんだと思う

千鶴さん自身は、本当に勝之と結婚したくて自分から結婚を意識させる為に頑張ってたとは感じるけど、
「今の」勝之は、そうではないから。そうするには、あまりにも未練が強すぎるから。
それを勝之の中で消化しない限りはこの関係性に未来は無いんですよね
それと、
一度千鶴さんと離れる~という事が、
また新しい「何か」のきっかけになるかもしれないし・・・
という、
若干ポジり気味の結論でこの感想を締めさせて頂きたいと思います(笑)。
 でも、
離れて知るその人の良さ~もきっとあるから。
個人的には千鶴さんEDも全然あるとは思ってますけどね





ただ、
今週は後輩の女の子のセリフがあまりにキレッキレでした
あのセリフは結構な人に刺さるんじゃないですかね?
来週はお休みなので、
その間に何度も千鶴さんの素敵な表情をこの目に焼き付けたいと思う・・・!

でも、勝之にも罪は無い。
だって初恋の人が、
「本当に」故意に命を奪われてたとしたら、それが気になるのは“当たり前”だから。
非常に繊細で、誠実な物語でもあって・・・現時点で面白いので、アンケと感想も頑張ります!