サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

川本真琴/ラブリーサマーちゃん『SHINJUKU LOFT 25TH 2MAN SHOW』@新宿LOFT 24.7.2

2024-07-10 | LIVE











1週間前の火曜日、新宿で川本真琴とラブリーサマーちゃんの対バンを観ました。












東京を代表する老舗のライブハウス、新宿LOFTの移転25周年記念の公演シリーズでした
自分、意外とこういうのに律儀に行くんですよ笑
去年の渋谷クアトロ、川崎クラブチッタも周年で行ったし
千葉ルックも・・・
さりげなくライブハウス愛のある男・西京BOY(どやぁ)。
 新宿ロフトに関して言えば、
最初に行ったのが2009年くらいだと思うんで
約15年くらいの付き合いなのかな
 正直、
年季の入ったハコなんで
行き始めた当初はちょっと怖かったですけど笑
っていうか新宿っていう場所もね。
今では
慣れた・・・って言い切っていいのかは分かりませんが
思い出が増えたお陰で愛着のあるハコの一つにはなりました。
あの頃と比べたら少しは大人になれたのかもしれないです。
多分。。



この白黒のタイルは有名。たまにCDジャケットとかに映ってたので、
ライブに積極的に行く前から知っていたハコの一つではあった。








ラブリーサマーちゃん

名前しか知らなかった。が、
そういう歌手ほど観る前にワクワクしてたりする
知らない事を知るのは楽しい。
ライブ始まってから、
「ドラムの人、セカイイチの人じゃね・・・?」と思ってたら
「やっぱセカイイチの吉澤さんだよ!」と意外な再会に嬉しくなった
セカイイチも大好きなバンドでCD買ったりライブ観に行ってたりしてたので、
何か繋がった感じがした。

ラブリーサマーちゃんの音楽は、良かった。
疾走感のある爽やかなロックナンバー「海を見に行こう」や
唯一知ってた「あなたは煙草 私はシャボン」の美メロに酔い痴れたりしていた。
ちなみに、
この曲で歌詞2回くらいミスって
腕に歌詞をメモして歌ってたのも破天荒で面白かった笑
バンドメンバーの病欠でてんやわんやしてた影響らしいけど、
あんまりそういう事象を見る事が無いので個人的には新鮮だった。

それと、
カバーも二曲やってた
急に歌い出したオリビア・ニュートン・ジョンの「Physical」
この曲BONNIE PINKのライブ行った時にカバーしてたんでまさかまたライブで聴けるとは思わなかった笑
しかし、名曲だよね。ホント。
 もう一曲は、
なんと川本真琴の「愛の才能」のカバー!!
こういう対バン相手の曲をカバーするの、昔から大好物なのでガッツポーズ(笑)。
たまにこういう事あるけど観客としては面白いのでラッキーでした。
しかも、
ラブリーサマーちゃんの歌声は艶っぽい声質なので
この曲にも合ってて非常に素晴らしかった
バンドメンバーもノリノリで
そういう部分も良かった
更に、
この日は川本さん「愛の才能」演らなかったので、
そういう意味でもお得感もあって・・・嬉しい一コマでありました。
特に「体で悟りたい」の部分は本家にも負けない迫力があって心酔してしまいました。

最後に披露した「青い瞬きの途中で」のエモーショナルな歌唱も感情が漲る出来栄えでした
全体的にギターロックやエモの要素もちょいちょい感じたりして良い意味で時代に合わせてない感じが素敵でした。
あと一人称が「オイラ」だったのも個性的で好きでしたね〜。
初めて観たしほぼ初めて聴いたけど、楽しかったです!!





川本真琴

1.ワールドエンド・ガールフレンド
2.カートコバーンと両想いになりたいガール
3.universe
4.新曲
5.新曲
6.1/2
7.ギミーシェルター
8.やきそばパン
9.新しい友達II

10.お花のジュース





セトリ凄い。。
一年前にビルボードで観たライブも凄く良かったけど、
この日はライブハウスで距離も近かったんでまた違う楽しさがありました。
ちなみに川本真琴さんのライブを観るのは都合三度目でした。

去年はデビュー当時を思わせる黒髪ショートでしたが
それから少し伸びて、この日は薄桃色のワンピース?姿で登場
正直、
かなり可愛かったですね・・・
あんまり老けてない様にも見えるし。

初手は重めのロックナンバー「ワールドエンド・ガールフレンド」
老舗のライブハウスでの公演だからかギターが際立つバンドサウンドから。
サビの伸びやかな歌声に早速良さを感じていた。
更に、
去年の新譜から「カートコバーンと両想いになりたいガール」
えらいタイトルですが(笑)渋めのロックナンバーでこれまたライブハウスを意識した選曲に思えた
そしてバンドサウンドのうねりやオルタナ感にまたやられた一曲でもありました。
 序盤の締めに
シングルカットもされた爽やかなバラッド「universe」
伸びやかな「Hi」のボーカルに心地良い気分にさせられつつ、
丁寧に言葉を紡ぐ歌に酔いしれていた序盤ラストでした。
最初の「ひかり」のコーナーもまた今の川本さんの純朴な感じが良く出てて気持ちよかったですね。


MCで「ラブリーサマーちゃん良かったですよね、、、キャラも面白系で笑」
「あたしも面白系なんですけど・・・」と語る川本さん
夏の思い出として
海外に妹さんだったかな?と
一緒に出掛けた時に旅行代理店?の案内が邪魔だった話と
職業を聞かれて歌手と答えたら歌唱をリクエストされて何故か「イパネマの娘」を歌ったこと
中々にシュールなMCを展開する中、
「行くぜ!」と楽曲を披露
中盤は、
早くも新曲モード(!)で二曲も演奏してくれました。

最新の新曲は、
ポエトリーリーディングみたいな箇所も含むロックナンバー
歌詞はうろ覚えだけど挫折かなんかからまた歩き出す〜みたいな内容だった気がする
どんどん加速していくバンドサウンドの迫力に痺れた!!
最新アルバムの曲とはまた違った、
アクティブな印象の曲でした。
振り乱してアグレッシブに歌う姿がまた熱くて素敵でした・・・!
更に、
ロッキンなイントロから弾けるもう一つの新曲は
「スタジアム」とか「ユニフォーム」とかそういうワードが並ぶ疾走感のあるロックナンバーだった
サビの解放感も流石のもので新曲とは思えないくらい盛り上がってた気がする
川本さんも気持ち良く熱唱していてそんな姿もまた痛快でしたね…!
この日は、
過去の名曲も歌唱してたけど、
最新の川本さんの楽曲もとっても良かったのが良かったです。うむ。。


ライブも終盤に突入。
前の曲で盛り上がった空気感そのままに、
あの伝説的名曲「1/2」を披露!!
これは嬉しかった・・・!
3回目のライブ参加で初めて聴けてテンションぶち上がった。
「1/2」は、
当時のクラスメイト達とよく口ずさんでたとか
色々思い出がありすぎて、、、
勿論るろ剣も観てたし
歌番組でも観たし
去年の夏もよく聴いてたし・・・やっぱり、この曲を生で聴けて嬉しかった〜のが本音ではある
自分の小学生時代を象徴する楽曲の一つなんですよね
「あったかいリズム」の部分の美声にウットリしたり
間奏の激しい演奏に軽くヘドバンして陶酔したり、
「太陽がずっと沈まないように」って当時から格好良く感じてたフレーズがこの日も最高に格好良かったり、
ライブハウスにも映えてたり…色々良かったんですけど
一番のハイライトは
ラスサビの前半の部分を観客に歌わせたトコかな
川本さんがああいう演出するのも意外でしたけど、
何より小学生の時めっちゃ聴いたし歌った曲なので完璧に歌えたのが嬉しかった笑
マイク向けって案外歌詞覚えてなかったりするけどあそこまでそらで歌えたのは初めてに近かったかも
観客みんなを巻き込んでの大合唱はそれこそ当時は無かった言葉だけどこれこそ「エモい」ものだった
自分でもちょっと感動してしまうくらい鳥肌ものの瞬間でした。。
なんか生きてる実感を受けたりした。

と、
興奮も収まらない中
なんと次は「ギミーシェルター」(!!)
うおおおおこの曲まで聴けるとわぁ〜!!と脳内パニック状態でした
川本さんエレキギター持ってイントロからガンガン弾きまくる
この曲は
「ミュージックステーション」で披露した時あまりのエキセントリックさに衝撃を受けた曲で
大人になってからもCDでよく聴いている大好きな一曲。




3年前のXより。
良かったな、生で聴けたぞ!!


バッキバキのロックサウンドに「キャー」となってる中、
ライブで初めて聴いてみて気付いたのは
"ライブという空間"に合ってる曲だと言うこと。
特に、
新宿ロフトみたいに
地下にあるライブハウスで聴くと
マジでシェルター感あってより歌詞にのめり込める感覚があった
個人的には、過去も未来も今は気にせずこの瞬間がすべて。って感覚でこの曲に心酔してました
この日一番このライブハウスに似合ってた曲かもしれない・・・と思っちゃったりしつつ、
改めてライブ及びライブハウス及び、
そして音楽自体の尊さと煌めきを深く感じられた一幕でございました。
 更に熱狂は終わらず、
初期の代表曲の一つ「やきそばパン」を熱唱!!
ちょっとはしゃぎ気味で楽しそうに歌う川本さん
フロントまで出て来て意気揚々と歌唱してる姿も素敵でした
そしてサビの伸びやかな声とバンド演奏のグルーヴ感がまたサイコーでした♫
聴いてるとやきそばパン食べたくなって来ましたね…..笑
この曲もライブで盛り上がる一曲ですよね。

素晴らしいロックナンバー連発にウットリした後に、
本編ラストは近年の代表曲「新しい友達II」でフィニッシュ
川本さんアコギに持ち変え、王道のギターロックを奏でて行く
そのどんどん加速するバンドサウンドの気持ち良さは一年前と変わらず
この日は、
最後の「奇跡しか起こらないさ」の部分のハッとする感覚に最もグッと来ましたね
前回生で聴いてから即座にハマった曲だったのでこの日も聴けて嬉しかった!
何度も繰り返される「綺麗じゃない」の連呼にも切なくなったり、
様々な事を感じさせてくれる堂々たる幕引きでした。
ありがとうございました!!



















アンコールはその場でそのまま敢行した。
ラブリーサマーちゃんを再び迎え、
新曲「お花のジュース」を一緒に歌唱して本当にエンド。
これが、
童心を思わせる牧歌的な一曲でとってもほっこり出来る素敵な瞬間でした
去年の新譜が4年ぶりでかなり久々だったんですけど、
こんなに新曲放出してるの観てたら
案外次の作品もそう遠くないかも・・・?
どちらにせよ、
改めて川本真琴という表現者のステージに感銘を受けましたし、
初めてのラブリーサマーちゃんも楽しくてこれまた記憶に残る新宿ロフトでの新しい一夜でした。
 今は音楽が中心の時代では無いかもしれませんが、
それでも音楽を聴くのも
ライブハウスに行くのも
大好きだし考える前に感じてしまうな。そう思う今日この頃ですね。