サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

VOLA&THE ORIENTAL MACHINE/cinema staff「PLAY VOL.152」@渋谷La.mama 24.8.4

2024-09-08 | LIVE












先月の4日にVOLAとcinema staffの対バンを観ました。










VOLA&THE ORIENTAL MACHINEというのは、
元NUMBER GIRLのアヒトイナザワ氏がメインボーカルを務めるバンドで
この日は3年ぶりのライブだったかな?
今は、
結構不定期で活動してるっぽいので、
中々レアリティのある公演ではありました
そして、
音源としてはデビューアルバムから聴いてますけど
ライブに関しては一度も観たこと無かったので
今更ですけど初参加させて頂きました。
お相手の、
シネマスタッフに関しては
今年2月のTHE NOVEMBERSとのツーマン以来だったので
割と直近で観てたりしました。

渋谷ラママは今年初訪問。
このライブハウスは東京の中でも特に伝統ある…
伝統あるって言うか有名なハコのひとつなので。
今年も行けて良かったです
見た目と中身は、
"THE昔ながらの少し怖いライブハウス"ですけど笑
でもそこが逆にオーパーツ感あってイイですよね。














ラママはドリンクチケットでソフトクリームが頼める。
やっぱりラママと言えばこれだね(管理人の中では)。




cinema staff


2月のライブは、
比較的初期の曲が多かったので
この日のセトリに関してはオーソドックスに戻った印象だった
初手から歌心溢れる「シャドウ」
そして、
最新の楽曲「フェノメナルマン」を叩き付け、
久々に生で聴いた「great escape」で轟音のロックを小ハコの中で縦横無尽に鳴らす。
実に良き流れ。

シネマは、
昔VOLAの「Principle of machine」を登場曲に使用していたみたいで
MCではその頃の思い出等を語りつつ、
その頃の楽曲である「シンメトリズム」
この曲を聴いていて、
改めて飯田さんの声って透き通る綺麗な声だなぁ。と実感
人間関係の妙を形にしたそのフレーズの数々も聴いていて沁みた。


シネマのライブは、
端的にスカッとする事が多いけど、
「I SAY NO」なんかはこのタイトルも含めてその最たるものにも感じた
全体的にメロディアスなのも聴いてて楽しかった
エモ歌謡とも言うべき、
確かメジャーデビューシングルだった気がする「into the green」
この曲はこの日の中でも特に良かった
シンプルなサビの歌詞、
まっすぐな歌、
そして、ギターフレーズに関してはブッチャーズの様な情感もあって・・・
リリースタイミングでよくライブで聴いてたけど、
ここまで激しく盛り上がる曲だったっけ?と
シネマの進化を感じた一曲でもありました。

最後は、
流麗なギターリフのループが印象に残る「海について」
聴いてて音源よりも辻さんのフレーズが美しく感じたりもした
駆け回るようなドラミング、
そのバンドアンサンブルの小気味良さに惹かれつつ
曲が進むにつれてどんどんヒートアップしていく相様はとても圧巻!
辻さんラストにギターを天井からぶら下げて帰っていくなど相変わらずの暴れっぷりでした
その上でサビでは「話がしたいな」とシンプルな切望に回帰するのがまた感動的でもあって素晴らしかった。
セトリの構成がワンマンっぽくてそこもまた面白かったライブでしたね。





VOLA&THE ORIENTAL MACHINE

1.Principle of machine
2.A communication refusal desire
3.concour
4.NAGERI TO KASUPPA
5.夢診断
6.Fatal lncident(Please take my breath away)
7.comeback in darkness
8.Mexico Pub
9.Self-defense
10.An imitation’s superstar

11.Dead or Dance!!







NUMBER GIRLのライブはいくつか観たけど、
ギターボーカルとして歌っているアヒトイナザワを観るのは初めて。
その時点でまず新鮮だしワクワクしていた。
セトリを見て分かる通り、
1〜6曲目までは1stの曲順のまんまで
実質(ほぼ)1stの再現ライブみたいな感じだった
兎角、
どの曲も良かった
のっけから爆音ディスコの相様
アヒトイナザワ氏の痙攣してるかの様な歌唱は
改めて彼のボーカリストしての才能と存在感を強く感じさせるものでした
それと、
ドラムがsyrup16gの中畑大樹さんで
要所で畳み掛ける爆発的なドラミングがまた聴いてて高揚するものでしたね。

「A communication refusal desire」ではファンキーなベースに踊らされ、
サビの明るく排他的な事を歌うその奇妙さも最高だった。
「concour」が想像以上に格好良くて、
全体的に攻めてる演奏に
アヒトのストレートに格好良いボーカル、
「ハイ!」の煽りも含めて最高にキマっていた一曲。
あんまり、
久々にライブしました。感は無かったですね
みんな百戦錬磨のミュージシャンが集まってますからね。
でも久方ぶりにVOLAを鳴らせる喜びの様なものも感じてました。


改めて良い曲だなぁ、と思った「NAGERI TO KASUPPA」
他の激しいロックナンバーとは違ってもっと内側から来るような・・・
ねっとりと絡みつくようなアヒトの歌唱も印象的だった。し、
印象的と言えば、
「シークレットプレイス」って歌詞が
まんまこの日のラママ及びこういう場所を指してるみたいで
そこにもグッときつつ・・・
今度は、
最初の縦ノリと違って
ゆらゆらと踊れるタイプの「夢診断」と
多角的にも表現していくVOLA
MCでアヒトさんお酒を開けて「乾杯!」と飲んだりしてました
それもまた良かった。

ハンドマイクで歌唱したダンスロックナンバー「comeback in darkness」
ここから1st以外の楽曲も投下されていった
この曲は、
若干AORっぽさもあってそういう部分も聴いてて快感でした。
「僕は存在理由ない?」という歌詞がまた聴いてて胸に来ましたね。
 そんで、
個人的にこの日一番凄かったのが管理人も大好きな「Mexico Pub」
イントロがまず強烈だった
アヒトさん、
マイクスタンドの横に置いてあった簡易のドラムセット叩いて実質ダブルドラムに
それだけでもテンション上がったんですが、確か笛(ホイッスル?)も吹いていて
物凄くカオスで破茶滅茶な幕開けだったんでこりゃもう堪らん!って感じになってましたね笑
観客の盛り上がりもこの日随一で
あの演出は、
正直自宅でCD聴いてたり
散歩しながらサブスクで聴いてるのとは
また違った…現場でしか体験出来ない類の興奮でした。

今書いてて思ったんですが、
こういうのがあるからライブ行っちゃうのかもしれないですね・・・
イントロだけではなく、
メヒコナイナイナ〜からの観客の「ハイ!」の掛け合いも楽しくて
兎角この曲の最中はずっとハイレベルの「楽しい〜っ!!」って感情に支配されてました
音楽の原始的な良さに立ち帰れた感じ、、、本当に素晴らしい一幕だった!
この日VOLAのライブに行かなければずっとこれを知れないままだった。


ライブもクライマックスへ。
アヒトさんの「アウ〜!!」のシャウトにもブチ上がった「Self-defense」
そして、
曲が繋がった形で繰り出された私生活でもよくヘビロテしている「An imitation’s superstar」
この曲の時にはoi!oi!コールも巻き起こってて最早無敵の状態だった
それと、
途中
アヒトさんが「フォウ」みたいな言葉を発する箇所があるんですけど、
そこだけ嵐の前の静けさというか時が止まってるかの様な感覚がまた素晴らしかった
そして、
そこからまた鳴り始める爆音のアンサンブル!
ここもまたこの日の印象的なハイライトの一つだった気がする・・・と思いつつ、
「日和見万歳!」と歌うロッカー魂炸裂なフレーズの数々にも痺れてしまった最高のステージでございました
アンコールも含めてシネマスタッフの辻さんが観客としてフツーに観て騒いでたのも面白かったですね笑
シネマのそういうトコ好きなんだよなぁ。
みんな変に格好付けない感じというかね。

アヒトさんは言葉少なめで、
MCは有江さん中畑さんが中心でした
ただ、
アンコールの時に「どうもありがとね。あと一曲演ります。」
素朴な感謝を伝えていたのが印象的ではありました
最後の曲ではミラーボールも回り出して痛快でした
多角的にも魅せつつ、
最後は爆裂のビートを叩きつけて爽快に去っていったVOLA
正にこの伝統のライブハウスに相応しいロックの情熱を詰め込んだライブでした
ありがとうございました!!!!












それにしても、
ライブハウスで食べるソフトクリーム美味しかったな…
テーマパークや牧場とはまた別の良さがあるというか。
ライブハウスは非日常感あるけど、
ラママは、
その中でも特に非日常感を受ける独特のハコ
そんな場所に相応しい狂騒のステージ×2を観れてこの日もまた心に残る1日でした。

ぶっちゃけ、
最近は観れずに、
知らずに終わるのが嫌なので
この様に初めて観る歌手を増やしています
体験したから分かる良さもあるので。
色々なの観に行きたいですね。