サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ART-SCHOOL/The Novembers「Bring 2 Life a Vision vol.2@渋谷WWW X 24.8.19

2024-09-17 | LIVE












先月の19日、ART-SCHOOLとThe Novembersの対バンを渋谷で観ました。











ART-SCHOOLは去年の木下ナイト以来、
The Novembersは今年二月以来のライブ鑑賞でした。
ノーベンバーズに関して言えば去年とは違って関東公演が少ないので
・・・いや、
というよりは時間を掛けて全国を回っている感じでしたので、
正に関東のノベンバファンとしては待望の公演でもありました。
 管理人は、
アートスクールは2001年のシングル「MISS WORLD」から聴き始めて、
ノーベンバーズは2007年のデビューミニアルバム「THE NOVEMBERS」から聴き始めました

(どっちもNHK FM「ミュージックスクエア」で初めて聴いたバンドでもある)。
初期のノーベンバーズはアートスクールの影響を感じさせる音楽をやっていたので、
この対バンはある種の師弟対決(?)であり、
今は、
ノーベンバーズはノーベンバーズならではの表現を貫いてるので
そういう意味では相思相愛というか、互いのリスペクトをぶつけ合う様な美しい公演でもありましたね。

って言うか、このツーマンに関しては説明は不要なとこもありますね笑
本当に、見逃せない邂逅…という感じでございました。











The Novembers
1.Morning Sun
2.Misstopia
3.dysphoria
4.こわれる
5.ウユニの恋人
6.Seaside
7.BOY
8.BAD DREAM
9.Xeno
10.SWAN SONG(ART-SCHOOL Cover)





一曲目は「Morning Sun」。
先述した二月に観たライブでもこの曲が一曲目だった。
音源より野太いギターの轟音、ケンゴマツモトの強烈なギターソロも炸裂し、
壮大ながら起爆剤的な盛り上がりも演出する曲に育ってるのを感じていた。
いつも以上に歌っているベースが心地良かった「Misstopia」
妖艶な爆音ロックナンバー「dysphoria」と
初期の楽曲多めでこの日は展開していきました。
若干高松さん側で観ていたせいもあり、
この曲も攻撃的でディープなベースラインに陶酔していました。
良い意味でクレイジーな空間が拡がっていく感じはこの年代のロックバンドならではだと思った。

またベースの事になっちゃうけど、
「こわれる」の殺意たっぷりの極悪ベースラインもスゴかった
別バンドの影響もあるのか、
最近は
高松さんのベースサウンドがよりゴリゴリになってて存在感マシマシになってる気もする
この日も小林さんの強烈なギターソロは健在でフロアも爆上がりの相様を見せていました。
 重厚で美しいギターリフが兎角気持ち良かった「ウユニの恋人」
この辺のセトリは、
自分がノーベンバーズのライブに通い始めた2009〜2010年のセトリみたいで
若干懐かしくもありました
今は無き赤坂BLITZで聴いたこの曲も素晴らしかったですね…
正直、未だにその光景と音像思い出せるもん。
そして、
小林さんの歌も出色の出来栄えでした
「生まれ変わるのだと」というフレーズは今に繋がるものを感じさせましたし、
「サナトリウムを出よう」「広い世界が観たい」辺りのフレーズも心に残りましたね。
14年前くらいの曲ですけど、今に繋がる要素もありますし、その頃から名曲を紡ぎ続けて来たんだなぁ…
とそんな事を考えて聴いていました。


歌と言えば、
「誤魔化さないで」
「怖がらないで」
と、
聴き手に語りかける様に歌唱する「Seaside」も良かった
今は他人からの見え方を必要以上に気にしちゃう時代だからこその歌だとも思った
この曲のベースはドライヴ感たっぷりでそれも良かった。。
サビのハッとする様な感覚がまた大好きな一曲でした。
ライブでは、
フロントのお立ち台?まで出て来て
勇猛なポージングをする演出がまたアガる最新のアンセム「BOY」
バンドを代表する攻撃的で美しいロックナンバー「BAD DREAM」
そして、
中央でギターを掻き鳴らし思い切り「Yeah!!」と叫ぶ小林さんにもブチ上がった「Xeno」と
凄まじい轟音をフロアに叩きつけてこの日のライブはクライマックスを迎えました。
この曲は、何度ライブで聴いても圧倒的な衝撃性があって素晴らしい。
強烈なハイライトを刻み付けた・・・と思いきや、
最後はまさかのアートスクールのカバー(!)を披露。
しかも、曲目は管理人も大好きな高校生の頃よく聴いていた「SWAN SONG」…
この曲を聴いてたら素直に泣いてしまいましたね

また、
アレンジが素晴らしかった。
最初はバラードっぽく始まって、
その後原曲らしくなり、
最後には、
パワーポップみたいに変化し、
パンキッシュに終わる…っていう
あまりに鮮やかな音像に夢中になっておりました
そして、
この曲は小林さんの声質にもピッタリだと思った
歌詞で言えば、「どうでもいい、でも一度
死ぬ程誰かに焦がれてみたいんです」
って部分で泣きました
それは最近の自分の心境的な部分もあるし、細かくは書かないですけど、
色々…ですね
そういう、
切実さが伝わってくる歌唱に仕上がってたのが
何よりも原曲及びアートスクールに対する愛が伝わって来て素晴らしかったです
MCでは、学生の頃視聴機でアートスクール聴いて涙した思い出も語っており
そういうリスペクトの気持ちが溢れていたのも両者が好きな自分にとっては嬉しい光景でもありました。
本当に、
最高のカバーでした。
ありがとうございました。









ART-SCHOOL

戸高さんがノベンバのTシャツを着ていた。
最近のアートスクールのライブは、
サポートメンバーの豪華さもあってその音圧に触れるだけで多幸感を受けさせるものになっている。
「BOY MEETS GIRL」の肉感的でダイナミックなアンサンブルの時点で恍惚気味だった。
元ナンバガ・ナカケンさんのゴリゴリベース、
モーサム藤田勇さんのバッキバキのドラミング…
リズム隊の存在感も半端ない。
そして、
この曲の歌詞では
「ねぇ 今から美しい物を見ないか?」と歌っており、
こういう部分からノーベンバーズに影響を与えたんだろうなぁ〜と感じさせた
ノーベンバーズ及び小林さんは近年はラルク等の影響で語られるけど、
それと同じくらいアートスクールからの影響も強いですよね。
特に初期はね。

「FLOWERS」は管理人が暗黒の無職時代(笑)によく聴いてた曲なので嬉しい選曲だった
明日も俺息してるか知らねえ、とか
犬になって〜singing辺りの泥まみれ感堪らなかった。

聴きながら、
アートのこのボロボロで佇んでる感は唯一無二だなぁ…と心酔していました。


渋谷をディスコに変えてしまった「real love/slow dawn」、
ロックバンドが奏でるダンスビート本当好きだわ。と、
思いながらノリノリで踊っていました
戸高さんのカッティングも堪らなかった。
 木下さんMCで
「(ノベンバに)出てくれてありがとう。」
「(リハを観ながら)こういう人達とやるんか。と思った」
という
忌憚の無い発言が面白かったですね笑
でも、
爆音っぷりならアートスクールも負けていない。
勢いと美メロが交差する「アイリス」
演出が冬にワープしたみたいだった美しいギターリフも光る「BUTTERFLY KISS 」
そして、
サビの、
「何も無い事ぉ〜!!」の歌唱がエモーショナルだった「JUNKY’S LAST KISS」が素晴らしかった
それまでの感情を一気に吐き出したような歌唱は切なくも気持ち良さを覚えるものでした
また、
この曲自分が高校生の頃に出た曲で
シングルのカップリング曲でよく聴いてたのもあり
ちょっとした懐かしさも加味して個人的にこの日のハイライトの一つだった様にも思った。

木下さん、
小林さんのアート愛溢れるMCに
「あんなに素晴らしい事言ってくれて・・・」と感謝し、
ここでTHE NOVEMBERSの「最近あなたの暮らしはどう」のカバーを披露(!)
この曲かぁ〜!と意表を突かれつつも、
聴いてたら、
木下さんの声にはピッタリの曲にも思えて
尚且つシューゲイザーみたいなアレンジがまた聴き応え抜群で心地良かった。
 更に、
ノーベンバーズのメンバーが好きな曲〜という事で
ミニアルバム「SWAN SONG」から「SKIRT」も披露。
この曲も素敵な曲でしたが、
歌詞の
「君が笑うと 子供みたいで」って部分に聴いててグッと来て、
こういう部分が好きなのかな・・・?と勝手に想像しながら聴いていました
改めて、ホント素敵な曲だなぁ、とも思えてノベンバにも感謝でした。



ここまでで既に長い、長すぎますね笑
もうちょっと簡潔に文章纏める事が出来れば良いんですが・・・
もう少しだけ続きます。。
木下さんまたもMCで
「SWAN SONGってこんな歌だったんだ〜」
「(聴きながら)恍惚としちゃって。」
とノベンバ版の「SWAN SONG」を絶賛
戸高さんも絶賛してましたがその流れでトリビュート盤作って欲しい〜って流れになって
個人的にも「聴きてぇ。」ってなりました笑
シロップも参加してくれるかな?
聴きたいなぁ。
 そして、
鉄っぽいギターサウンドにも興奮した「サッドマシーン」
問答無用で盛り上がる「ロリータ キルズ ミー」等人気曲を叩き付けてライブは終了
この曲では「美しく生きたいって誓ったんだ」というフレーズも聴いてて胸に来たりしてました
最後は、この日のアートで一番の大爆音で鳴らした最新作からの「Bug」でフィナーレ
やっぱり、今の名曲も必要だよな!って事でこの構成もまたプライドを感じさせるものでしたね
そんな光のアンセムと、
アンコールで「刺青」を演奏して本当に終わり
ちなみにこの曲では藤田さんのしばくようなドラミングがまた凄かった
最強メンバーにも支えられてアートスクールの繊細で豪快な世界観を存分に感じる事が出来て良かったです。
ありがとうございました!!!!!





















個人的に、
WWW Xには今年初めて参った
去年めっちゃ行ったから今年も久々に行けて嬉しかった
あのハコ、
そこそこ広さある割には近距離のダイナミクスもあって好きですね
ノーベンバーズは対バン相手にここに招かれる事が多い気がする。

それと、
最近始まったアートスクールのこの対バンシリーズ、
今後も続けていくみたいですが、
個人的には
LOSTAGEとの対バンも観たいですね笑
この願いが現実のものになったら是非参りたい。伏線になれっ!