サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

chilldspot×GLIM SPANKY「NEW VIEW」@渋谷CLUB QUATTRO 24.1.9

2024-01-14 | LIVE












今週の火曜日、chilldspotとGLIM SPANKYの対バンを渋谷で観ました。









元々は、
去年の9月に開催予定だったこの公演、
それが諸事情で延期になって新年初頭になった~という経緯でした。
ただ、
そのお陰でどちらも新年一発目のライブが大入りのクアトロになったので
結果的には良かったんじゃないでしょうか、、、
逆に開催してくれた事に感謝したいですね。
 で、
この公演に関してなんですが、
久々に最前列で観る事が出来ました(!)。
最前で観れたライブって数える程しかないんですけど、
大体が300~400人以下の小ハコだったんですよね
渋谷クアトロみたいな、
中くらいのハコで最前にまで行ったのは正直記憶に無いんです
そもそも、チケ番号が一桁台~っていう文字通りの神チケットだったので・・・
そういう意味では先行で購入してチケ番観た段階で「(最前)行けるかも!」ってのはありました
やっぱり最前列の風景はちょっと違うな、って感じてそれだけでも特別な一夜でしたね。
しかも、後からお客さんギュウギュウに入って来てたんで体力的にも助かりました
最前だと柵に寄りかかれるからなんかいつもより疲労が少ないんですよね
約半年ぶりに観れたchilldspotに、
存在は認識しつつも観た事は無かったGLIM SPANKY
両者の一体感が創り上げた最高のロックショウでございました。











chilldspot


1.まどろみ
2.line
3.Girl in the mirror
4.Heart jack
5.未定
6.Monster
7.Anymore
8.Kiss me before I rise
9.supermarket
10.full count
11.ひるねの国
12.Groovy night
13.your trip
14.BYE BYE
15.Like?



見れば分かる通り、
ワンマン並みの曲数でした。
元々このチケットを取った理由が、
去年の6月のワンマンが凄く良かったので、
ツーマンライブでおかわりしたいな。的なものでした
その意図から考えると本当素晴らしいおかわりになったな、と。
まさかここまで詰め込んで来るとは予想外でワンマンに近い曲数とも言えましたね。

一曲目から、
大好きな新曲「まどろみ」が来て早速テンション上がる。
軽快なビートにウキウキしつつ、
「わたしが縋るのは私だ」
「私生きてくわ」
等の
グッと来るフレーズと伸びやかな高音を体感出来て良い気分になっていました
そこから、比喩根さんが楽しそうに歌っていた「line」
「ラーイーン!」の歌い方も面白くてアッパー気味にライブを進めていく。
続く「Girl in the mirror」ではザラついたギターサウンドが気持ち良く緩急が付いたセトリで攻める。
この曲の歌詞の「好きなものだけを抱えて」ってフレーズには正直助けられた
この時、
個人的に好きなものやことに対して葛藤も抱えていたので、
生で聴いて「ああ、そうなんだよな。」って素直に思えてたりもした
「自信を持って」の歌い方も力強くて好きでしたね。

隙間のある音で聴かせる「Heart jack」はこの日もゆらゆら踊れる仕上がりでとても良かった
この曲を聴いてる時、比喩根さんまた歌上手くなったかもなあ。とか思ってました
そこから、
chilldspotを好きになったきっかけの名曲「未定」が演奏される!
ぶっちゃけ、去年ワンマン行った時にこの曲は演奏するだろうな~と予想してて、けど無かったので、
内心そこだけは心残りだったからこの日聴けてマジで嬉しかったですね
しかも、
めっちゃ格好良かったですね
一定のリズムを淡々と刻み続けるリズム隊の時点で気持ち良かったんですが、
小気味良いツインギターの絡みがまた絶品でそのサウンドに浸っているだけでも快感でした
正に若手離れしたグルーヴ・・・こういう横ノリが延々と続く曲も大好きなんで楽しかったなあ
そして、歌詞が良い。「比較なんかしないで」「行けるとこまで行けばいいんじゃない?」という歌詞は、
聴いていてこれまた純粋に「そうだなあ...」と思えたし、やっぱりあの年齢でここまで達観した歌詞が歌えるのも
数年前感じてビックリした記憶があったんで、それを生のグルーヴィさと共に聴けたのは良い経験でした。
ギターソロも格好良かったし、この曲は一体感がより強くて贔屓目抜きで大好きだったなあ。

刺激的なロックナンバー「Monster」は真っ赤な照明と相俟って更に鋭利に響いていた
MCでは比喩根さん
「(GLIM SPANKYの)ただのファン。」
「カラオケでよく歌ってました。」

元々グリムスパンキーの一ファンであった事を告げる。
そこから、ブレイクの演奏の激しさにも魅せられた「Anymore」
更に、張り詰めたギターフレーズと震える様な声で歌うサビに心酔した「Kiss me before I rise」と
聴かせる曲でもじっくりと観客とコミュニケーションを紡ぐチルズ、
ここで、
「もう後半戦なんですが・・・」と告げると「え~」というお決まりのレスポンスが飛び出し、
「まだ早い笑 後でもう一回言うので・・・」とまさかの❝「え~」予告❞がかまされる笑
 次は、
比喩根さんがハンドマイクで歌った「supermarket」
軽やかに、そして楽しそうに歌う姿がとても印象的だったのと、
魔人ブウの箇所は何度聴いても面白くて笑ってしまう。
更に、
ハンズアップを煽って盛り上がった「full count」では怒涛のロック・モードで魅せ付ける!
リキッドルームでも感じたけどこの曲の迫力はアリーナクラスでも通用しそうなスケール感があります
ノリノリでシャウトしたりギターソロ、ベースソロでゴリゴリに盛り上がったりその狂騒感が好きでした。


ロック・モードは終わらない。
次の「ひるねの国」で再びギターを持ち、
激しいロックナンバーでまた更に会場を盛り上げる。
この曲はリリースタイミングで聴いた時よりも踊れる仕上がりになってた気がする
それと、最後の「私は彼」ってフレーズが「私は誰」に聴こえてそれもなんか良かった。。
その流れに止めを刺す様に、初期からの人気曲「Groovy night」をフロアに投下
ブラック&ファンクの匂いたっぷりの横ノリのロックチューン、
この曲はライブに於ける鉄板曲なのは分かってはいたが、
分かっててもガンガン踊ってしまう感覚が堪らない。
間違いなくロックンロール、だけど、
バンド名に違わずお酒飲みながらゆ~らゆら動きながら観れる感覚もあり、
ある種「ロックなチル」という、
新しいジャンルを生み出している様にも思えた一曲だった。

う~む、
鉄板曲として添えられてるだけあってやはりこの曲はスゴい。
間奏のド真ん中のロックンロールっぷりもブチ上がったし、ただただ快楽に身を任すカンジも大好きだった。
そんな、ホントに恍惚的な時間を終え、
MCで「残り3曲です!!」と告げると
満を持して「え~!!」と特大のレスポンスが帰って来る。
この辺の良い意味での茶番タイムも面白かった笑 お約束だからこその面白さもありますね。

ただ正直なトコロ、
この段階で既に十数曲演奏してるのは分かってたので、
「むしろあと3曲も演ってくれるの・・・?」って感情のが強かったです
GLIM SPANKYのメンバーが好きだと言ってくれた~という前振りからポップな「your trip」で
それまでの空気からカラフルな感触に空間を変えていく。
そして、
大好きな「BYE BYE」が投下!
この曲、リキッドルームで聴いた時も良かったんだけど、
この日はサビの裏声がリキッドルームの時以上によく出ていて、
半年という期間の中でも歌唱が進化されてる事が伝わって来てそこにもグッと来てました。
「止まらせないでよ」「私がずっと主役なの」ってフレーズに感化されつつ、
あのグッドメロディをよりタフな歌声で聴けたのはこの曲が推しな身としては嬉しい体験でした。
颯爽と、凛として駆け抜ける様な世界観に浸り切った後で、
みんなでジャンプして盛り上がった「Like?」にて〆
再びハンドマイクで飛び跳ねながら歌う比喩根さん
「みんな大好きっ!」と曲中に叫んだり、この曲は今やリスナーとの絆の歌に変化している気もした。
或いは、こういう狂騒の空間に対するラブソングなのかもしれない・・・とも感じました。
ただクールなだけではなく、緩急を活かした骨太なライブに磨きが掛かっていて、
新年早々最高の狼煙を上げたな!って思えたパフォーマンスでした。
恒例のジャスティンコールで終わってたのも面白かった笑







GLIM SPANKY


1.東京は燃えてる
2.怒りをくれよ
3.こんな夜更けは
4.Up To Me
5.ラストシーン
6.Glitter Illusion
7.ハートが冷める前に
8.Odd Dancer
9.不幸アレ
10.大人になったら
11.Circle Of Time

12.美しい棘(feat.比喩根)



GLIM SPANKYに関しては、
評判等はちょくちょく耳にするものの、
意外とそこまで知識がある状態ではない・・・って感じでした
確か、the pillowsの山中さわおさんがyoutubeで絶賛してたのは見たんですけど、
そういう意味では手探り感もありつつ、期待もありつつ...という心持ちで観てました。

ボーカルの松尾さんはお姫様の様なドレス姿で、
長身のギタリスト亀本さんはロッカーっぽい服装・・・と対照的な二人だけど不思議と絵になっていた。
一曲目の「東京は燃えてる」から「好きな感じだな~」と思いながら観てましたが、
二曲目の「怒りをくれよ」で「オイ!オイ!」というコールが巻き起こり、
オールディーズ的なエッセンスも含む音像に魅了されました。
「ああ、こりゃ、人気出るわ。」と感じつつ、
アコースティックスタイルでソウルの匂いを感じさせる「こんな夜更けは」や
逆にJ-POPのテイストも受け取れるスイートなラブソング「ラストシーン」など、
アッパーなロックンロール以外でも魅せていく構成も秀逸でした。

新譜の楽曲「Glitter Illusion」は、
去年NHK-FM「ミュージックライン」にゲストで来てたのを偶然聴いてたので、
知ってる曲が来てテンション上がったんですが、「私は私を抱きしめたくて」の部分の、
魂の熱唱には思わず心が震えましたね。

煌びやかなギターの音も最高で、
最前で観てたのもあってその迫力に完全に骨抜きにされていました。
確かに、
放っておくと、
自分で自分自身を延々と卑下しそうなので、
こういう思想も大事だよな、、、としみじみ感じていました。
サビでシンガロングも発生した勇ましいロックチューン「ハートが冷める前に」
その流れから「Odd Dancer」「不幸アレ」と新譜の楽曲を含むロックサウンドの連発は痺れた。
「不幸アレ」の「本当の地獄はここから」というフレーズにはゾクッとしたし、
早くもオイ!オイ!とコールが発生していたのは定番曲感あった。


そう言えば、
ギターの亀本さんが観客の手前まで来て、
ロックスターばりに堂々とギターを弾く姿はめっちゃ格好良かったですね
松尾さんのしゃがれ声と言い、古き良きロックンロールの血を受け継いでいる感じがしました。
 ラストは、
「大人になったら」
「Circle Of Time」と荘厳なバラッドを立て続けに披露してEND。
アンコールで、
chilldspotの比喩根さんが再登場し、
比喩根さんもカラオケで歌っていた~という「美しい棘」を二人で歌って真のフィナーレでした。
松尾さんの歌声も流石だったんですが、比喩根さんも素晴らしい歌唱をしていて
その素敵な歌声が交互に来る感覚が堪らなかったですし、なんだかグッと来る場面でしたね。。
 そう言えば、
対バンのアンコールでセッション~っていうのもちょっと久しぶりに観た気がする。
こういうの観てる側からするとむっちゃ楽しいのでもっとみんなやらんかな、と思ったり笑
バチバチの対峙~ってよりは、お互いの愛情が重なってた様に想えた多幸感溢れる対バンでした。
ありがとうございました!!!!!!


















そう言えば、
この公演は渋谷クラブクアトロの35周年記念シリーズの一環だったのでした
個人的にも、このハコでなければ生まれなかったであろう感動や興奮が沢山あったし、
きっとこれからも沢山経験するんだろうな~って思いますし、
今年ももう既に何件も行く予定あったりするので笑
引き続き、
過去の素晴らしい思い出たちと共に、
お世話になります!!という感じ
ですね。
chilldspotも2024年はいっぱい観ると思うので、今後の変遷がまた楽しみですよ。
GLIM SPANKYも初めて体感出来て良かったし、その後「褒めろよ」って曲がいいな。と思ったり、
またも新しい興奮と感動をくれたこの場所とあの場に居た人たちに感謝!でした♬



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